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【国スポ2024】山口・柳井商工が2年連続で春夏秋の団体3冠獲得!〈少年女子〉

『第78回国民スポーツ大会』が、10月5日に佐賀県の唐津市文化体育館で開幕。大会最終日となる10月8日には、各カテゴリーで決勝と3位決定戦が実施された。ここでは、山口が連覇を達成した少年女子のダイジェストをお伝えする。

【少年女子】

柳井商工高の選手で固めた山口。優勝筆頭候補のプレッシャーを跳ね除けて、鮮やかに連覇を達成

少年男子と同様に世界ジュニアと日程が重なったため、トップ選手が不在となった少年女子。そのなかで、柳井商工高の選手で固めた山口が決勝に勝ち上がれば、反対のヤマからは、インターハイ3位の榎本紗楓/八嶋未來をはじめとして、埼玉栄の選手が集まった埼玉が優勝へと迫っていた。

山口は砂川温香(=左/右は中原心優)を中心とした、まとまりのよいチームで最後まで戦い抜いた

注目の決勝ダブルス。埼玉としては、シングルスが強い山口を破るためにも、ダブルスで勝利がほしいところ。しかし、山口のダブルスに出場した砂川温香/中原心優は第1ゲームを17本で先制すると、榎本紗楓/八嶋未來に第2ゲームこそ奪われたが、ファイナルゲームは18本で振りきり、2年連続の栄冠を大きく引き寄せる。

そして、続くシングルスでは今大会、山口のエースを担った砂川がダブルスに続いて出場。高津愛花を相手に自分のペースで試合を続け、第1ゲームは16本。そして第2ゲームは17本で締めて優勝を決めた。山口の柳井商工は、連覇だけではなく、2年連続で全国高校選抜、インターハイ、国体(国スポ)の団体戦3冠をも達成した。

埼玉は榎本紗楓(右)/八嶋未來をエースに優勝をめざしたが、山口に敗れて惜しくも準優勝

【優勝コメント】

山口・棟居秀行監督

「ちょっと苦しい試合でしたけど、選手が最後に乗り越えてくれたなというのが、一番の感想です。ホッとしたというのが正直なところですね。勝たなければいけないというのはありますが、それを乗り越えるだけの練習は普段からしているので、不安はなかったです」

【結果】

▼決勝

山口 2−0 埼玉

砂川温香/中原心優②〔21−17、18−21、21−18〕1●榎本紗楓/八嶋未來

砂川温香②〔21−16、21−17〕0●高津愛花

▼3位決定戦

青森 2−1 大阪

工藤彩歩/東谷悠妃●1〔21−18、18−21、14−21〕②米本宙那/山中杏哩

浅野真央②〔19−21、21−19、21−9〕1●小林茉央

東谷悠妃②〔21−14、21−13〕0●山中杏哩

優勝・山口

準優勝・埼玉

3位・青森

取材・文/吉井信行

写真/牛島寿人

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