9月19日に開催されたBWFワールドツアー・中国オープン(Super1000/常州)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢は男子ダブルスを除く4種目で2回戦を戦い、トップランカーたちが準々決勝に駒を進めている。
女子シングルスは山口茜(上写真)、大堀彩、そして高校生の宮崎友花が2回戦を戦い、3選手がそれぞれ勝利を収めて準々決勝へと勝ち進んだ。山口は、台湾選手に第1ゲームを奪われたものの、第2、3ゲームはペースを掌握して逆転勝利。大堀と宮崎はどちらも2-0のストレート勝利で2回戦を突破した。
男子シングルスは、奈良岡功大(上写真)、渡邉航貴、西本拳太の3選手が2回戦に挑むと、奈良岡が台湾の格下選手にファイナルゲームまで持ち込まれたが、最後は13本に抑えて勝利。渡邉は台湾のベテラン・王子維(ワン・ツーウェイ)と対戦し、こちらもファイナルゲームとなった勝負を制して準々決勝進出を決めた。西本は中国の新鋭選手に0-2で敗れている。
女子ダブルスの志田千陽/松山奈未、中西貴映/岩永鈴、混合ダブルスの緑川大輝(上写真・右)/齋藤夏は2回戦からの登場。ここで白星をつかんだのは緑川/齋藤。香港のベテラン・鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・イエンスエット)を相手に第1ゲームを10 -21で失ったが、第2ゲームの競り合いを21-19で制すと、ファイナルゲームも緑川/齋藤が16本に抑えて勝利。強敵を下してベスト8入りを決めた。一方、志田/松山は台湾ペアに、中西/岩永は韓国ペアに敗れ、準々決勝を前に姿を消した。
19日の2回戦結果、20日に行なわれる準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(9月19日)
渡邉航貴②〔14−21、21−12、21−10〕1●王子維(台湾)60分
西本拳太●0〔8−21、17−21〕②雷蘭曦(中国)40分
奈良岡功大②〔15−21、21−10、21−13〕1●李佳豪(台湾)53分
▼準々決勝(9月20日)
アンソニー・S・ギンティン(インドネシア) − クンラビット・ビティサラン(タイ)
渡邉航貴 – 奈良岡功大
アンダース・アントンセン(デンマーク) − 翁泓陽(中国)
ジョナタン・クリスティ(インドネシア) − 雷蘭曦(中国)
【女子シングルス】
▼2回戦(9月19日)
大堀彩②〔21−17、21−11〕0●グエン・トゥイ・リン(ベトナム)37分
山口茜②〔17−21、21−10、21−13〕1●邱品蒨(台湾)53分
宮崎友花②〔21−15、21−15〕0●ユリエ・ダワール・ヤコブセン(デンマーク)33分
▼準々決勝(9月20日)
王祉怡(中国) − 高昉潔(中国)
大堀彩 – ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)
山口茜 − マルビカ・バンソド(インド)
宮崎友花 – イェオ・ジャミン(シンガポール)
【男子ダブルス】
▼準々決勝(9月20日)
マーティン/フィクリ(インドネシア) − ケアー/ソガード(デンマーク)
テーKW/マンWC(マレーシア) − ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)
テオEY/オンYS(マレーシア) − アルディアント/アルフィアン(インドネシア)
何濟庭/任翔宇(中国) − アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
【女子ダブルス】
▼2回戦(9月19日)
志田千陽/松山奈未●1〔19−21、21−16、19−21〕②鄧淳薰/楊筑雲(台湾)
中西貴映/岩永鈴●0〔17−21、20−22〕②申昇瓚/イ・ユリム(韓国)58分
▼準々決勝(9月20日)
李紹希/ペク・ハナ(韓国) − 李汶妹/張殊賢(中国)
申昇瓚/イ・ユリム(韓国) − 賈一凡/鄭雨(中国)
金ヘジョン/鄭ナウン(韓国) − 鄧淳薰/楊筑雲(台湾)
譚寧/劉聖書(中国) − 李怡婧/羅徐敏(中国)
【混合ダブルス】
▼2回戦(9月19日)
緑川大輝/齋藤夏②〔10−21、21−19、21−16〕1●鄧俊文/謝影雪(香港)56分
▼準々決勝(9月20日)
蒋振邦/魏雅欣(中国) − ゴーSH/ライSJ(マレーシア)
緑川大輝/齋藤夏 – 程星/張馳(中国)
フーPR/チェンSY(マレーシア) − フェルディナンシャー/ウィジャヤ(インドネシア)
馮彦哲/黄東萍(中国) − トフト/マグランド(デンマーク)
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文/バドミントン・マガジン編集部
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