9月10日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週はSuper500以上の上位大会は開催されなかったが、Super300の台北OP(台湾)が行なわれランキングに変動があった。ここでは男女シングルスの状を日本選手を中心にお伝えする。
【男子シングルス】
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石宇奇(シー・ユーチー/中国)、ビクター・アクセルセン(デンマーク)の1、2位は変わらず。ジョナタン・クリスティ(インドネシア)は前週まで3位を守っていたが、今週は4つ順位を落として7位となった。また、これにより4選手が順位を一つずつ上げて、パリ五輪銅メダルのリー・ジジャ(マレーシア/上写真)が、自身初のトップ3入りを果たしている。
日本勢はパリ五輪代表の二人、奈良岡功大(6位)、西本拳太(11位)が、それぞれ1ランクアップ。現在開催中の全日本社会人(鳥取)で第1シードとして勝ち上がっている渡邉航貴は、二つ順位を上げて14位に浮上した。このほか、全日本社会人で上位進出している選手では、高橋洸士(50位)、秦野陸(70位)と、B代表勢がさらなるランクアップをねらう。
【女子シングルス】
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パリ五輪金メダルのアン・セヨン(韓国)、陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)が10万ポイント超えで1、2位をキープ。昨年のポイントが消滅した影響で、キャロリーナ・マリーン(スペイン)が戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)をわずかなポイント差で逆転して3位となった。
日本勢1番手の山口茜は、一つ順位を下げて6位、山口とともにパリ五輪出場を果たした大堀彩は、9位を守った。3番手以降は、奥原希望(15位)、仁平菜月(22位)、宮崎友花(27位)、水津愛美(43位)、全日本社会人で上位進出している明地陽菜(44位)と続く。昨年末の全日本総合を制した杉山薫(上写真)は、台北OP4強の4900ポイントが加算され、22ランクアップの48位と大きく順位を上げている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO