【全国中学校2024】優勝候補のふたば未来・上野&伴野がプレッシャーを乗り越え全国制覇!<女子ダブルス結果>

中学生の日本一を決める全国中学校大会が、福井県勝山市(勝山市体育館・ジオアリーナ)で開催。8月24日に行なわれた大会最終日は男女個人戦を実施し、全中チャンピオンが決まった。ここでは女子ダブルスのダイジェストをお伝えする。

3日目ダイジェスト

男子個人 / 女子個人

2日目ダイジェスト

男子団体 / 女子団体

初日ダイジェスト

団体戦結果

【女子ダブルス】

準決勝まで勝ち上がったのは、昨年2年生ながらベスト4の成績を残し、今大会は第1シードに入ったふたば未来学園の上野優寿(上写真・手前)/伴野碧唯(福島)。その準決勝は、強敵を打ち破って勢いに乗る𠮷永梨乃/田中依舞(金沢学院大附属中・石川)との対戦だったが、ここを11本、10本のストレート勝ち。貫禄を示し、決勝進出を決めた。

反対の山では、準々決勝で青森山田中ペアとの接戦を乗り越えた埼玉栄の皆川恵茉(上写真・右)/深澤果帆(埼玉)が、準決勝でも持ち味の攻撃を発揮。混戦の山を勝ち抜いた岡田和奏/川上紗矢(おろち・島根)を16本、9本に抑え、決勝の切符をつかんだ。

日本一をかけた決勝は、団体決勝の第1ダブルスで対戦した上野/伴野と皆川/深澤が再び激突。その団体戦では、上野/伴野が勝利をおさめてチームの優勝につなげたが、個人戦でリベンジをねらう埼玉栄ペアが、第1ゲーム前半から積極的に仕掛ける。後衛・皆川のアタックから前衛で待つ深澤につなげてポイントをつかみ、11オール。上野/伴野が連続得点で16-13としたが、すぐに埼玉栄ペアも追いつき、16オールと中盤まで接戦となった。

一方、なかなか抜け出せない上野/伴野だったが、大きな焦りはなかった。「相手の負けなくないという気持ちが強くて、第1ゲームは相手のよさが出ていた」と上野。前半は守備にまわる時間が多かったが、終盤、相手のミスを見逃さずに5連続得点で21−16。一気に第1ゲームを奪取した。

これで流れをつかんだふたば未来ペア。第2ゲームは「自分たちの攻めの形が多くできた」(伴野)と、素早いローテーションからポイントを奪う。最後まで集中力を切らさなかった上野/伴野が、第2ゲームは21−12で快勝。優勝候補のプレッシャーを乗り越え、全国の頂点に立った。

優勝を決めて笑顔を見せる上野(右)/伴野。プレッシャーもあるなか、ペアの実力をしっかり発揮して全国タイトルを獲得した

▼準々決勝(8月24日)

上野優寿/伴野碧唯(ふたば未来学園中・福島)②〔21−11、21−10〕0●𠮷永梨乃/田中依舞(金沢学院大附属中・石川)

皆川恵茉/深澤果帆(埼玉栄・埼玉)②〔21−16、21−9〕0●岡田和奏/川上紗矢(おろち・島根)

▼決勝(8月24日)

上野優寿/伴野碧唯②〔21−16、21−12〕0●皆川恵茉/深澤果帆

優勝
上野優寿(左)/伴野碧唯
ふたば未来学園中
(福島)

準優勝
皆川恵茉(中央)/深澤果帆
埼玉栄
(埼玉)

大会フォトギャラリー

8月22日

その1  その2

8月23日

その3 / その4

【お知らせ】

全国中学校大会のレポート&ブロック大会結果などは、バドミントン・マガジン10月号(9月21日発売)で掲載予定です! 皆さんの活躍が掲載されますので、ぜひ記念の購入ください!

Amazon

楽天ブックス

スポーツクリック

定期購読(定期割)

ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

投稿日:2024/08/25
■関連キーワード

            

人気記事ランキング

閉じる