8月20日から25日まで開催されているダイハツ・ジャパンオープン(横浜アリーナ/SUPER750)は、8月23日、大会4日目の競技を実施。各種目の準々決勝が行なわれている。ここでは、日本選手のコメントを紹介する。
田中湧士
男子シングルス準々決勝結果:石宇奇(中国)に1-2で敗戦
第1ゲームは、自分が勝手に「相手は強い」と雰囲気などで圧倒されてしまい、思い切ったプレーができませんでしたが、イレブン(のインターバル)手前から、無理やりにでも自分のプレーに持っていくしかないと思い始めてからは流れがよくて、勢いでいけました。2ゲームは、対応されて、相手の方が駆け引きもうまく、高さの使い方もうまかった。ファイナルゲームは序盤でスピードを上げてスマッシュを打っていこうと思ったのですが、思うようには打たせてもらえませんでした。相手のロブやクリアーがしっかりと後ろまで飛んでいました。そういうときに、自分のプレーの幅がもう少し必要だと思いました。
チームには桃田(賢斗)さんがいて、クオリティーの高い球は受けては来ていますが、またちょっと違ったクオリティー。その中でも、もっと崩したかったですけど、そこまで行けませんでした。
ただ、出せるものは出したし、後悔はないです。自分も、これから、あのレベルと戦わないといけないなと、また強く感じるところもありました。もっと突き詰めないといけないと思うと同時に、あらためてバドミントンはおもしろいなと思いました。
西本拳太
男子シングルス準々決勝結果:アレックス・ラニエ(フランス)に0-2で敗戦
今日は、厳しいゲームでした。やっていても、突破口がなかなか見つかりませんでした。相手がすべて、先手を取っていたと思います。なかなかミスをしないし、強打はなかなか決まらないし、相手の球はいいところにきた。今の自分では、どうにもできなかったというのが、正直な気持ちです。でも、今日の最善は尽くしました。ただ、このまま引き下がるつもりはないので、次に対戦したときは、勝ちたいです。
対戦する度に強くなっている印象。今回は、羽根が飛ばないので、彼の土俵でもあったと思います。(若手に)追われて嫌だな……というより、おもしろい相手がまた出てきたなと。完膚なきまでにやられたので、また彼を倒すためにもっと強くなりたいと思わせてくれたので、ありがたい存在です。
来週の韓国オープンから、またワールドツアーのSUPER500以上を回っていく予定です。また、いい結果を残せるように、コツコツとやっていこうと思います。
取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/黒崎雅久