8月20日から25日まで開催されているダイハツ・ジャパンオープン(横浜アリーナ/SUPER750)は、8月21日、大会2日目の競技を実施。各種目の1回戦が行なわれている。ここでは、初戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。
加藤佑奈(左)&廣上瑠依
女子ダブルス1回戦:坑姝良/張殊賢(中国)に2-0で勝利
加藤 リードしていましたが、途中で追いつかれたり、第2ゲームのインターバルの前、20点目など、ここで1点がほしいところで、点数をほしがってしまった場面がありましたが、最終的に2-0で勝てたのがよかったと思います。次の試合ではパリ五輪の銀メダリストと対戦するというところもありますが、まずは自分たちがやるべきことをやって、諦めずにどんどん向かっていきたい。自分たちらしくやっていけたらいいなと思います。
廣上 今までこういう展開になって最後は勝ち切れず、負けてきたということがほとんどでした。今回勝てたのは、オリンピックの映像を見たりして、自分たちの気持ちの変化というのが大きかったのかなと思います。それを今日の1試合で出せたのが、まずよかったです。張殊賢選手とは過去に2度対戦があり、前衛で早いタッチでくる印象でしたが、今日はあまり前衛でさわってくる感じではなかったので、自分たちの方からしっかり前に詰められたのがよかったと思います。次はパリ五輪の銀メダリストというよりも同世代として、自分たちが4年後にオリンピック出場をねらうにあたって、対戦していかなくてはいけない相手だと思う。気持ちを切らさずに、二人で声を掛け合いながら、諦めずに最後までやれたらと思います。
石川心菜(右)&古根川美桜
女子ダブルス1回戦:鄧淳薫/楊筑云(台湾)に0-2で敗戦
石川 1ゲーム目を競った場面で取れきれなかったのが一番の敗因。今までの経験上、1ゲーム目を競って落とした試合は、負けているイメージがあって、負けパターンになってしまっていて、課題です。1ゲーム目を落として、テクニックのある相手に余裕が出てきてしまいました。競った場面で勝ち切る経験を増やしていきたいです。私たちは、国際大会ではISやICの大会に出ていて、ワールドツアーはSUPER100に2回出ただけ。300も500も出たことなく、いきなりSUPER750のジャパンオープンに出させてもらって、コートに立てることはうれしかったのですが、正直、不安な部分がありました。日本の方が多く応援してくれる舞台で、プレッシャーや緊張もありました。でも、下を向きながらやるより、勝っても負けても最後までやり切ることを大事に挑みました。そこは、よかったと思うのですが、やはり勝ちたかったです。
古根川 この負けパターンのときは、いつも同じで、1ゲームの最後に決め急いで、力んでミスが出てしまいました。(昨年、社会人になって)組み始めてから、4年後のロス五輪を目指すということでやってきています。これから、一つひとつの大会で上を目指して、ポイントを稼いで、まずはA代表に入りたい。自分たちは、まだまだなので、上の世代の先輩たちのようになりたいし、超えたいと思っています。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部、平野貴也
写真/小山真司