8月20日に開幕したダイハツ・ジャパンオープン(横浜アリーナ/SUPER750)。大会初日は各種目の1回戦が行なわれた。ここでは、初戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。
中西貴映(左)&岩永鈴
女子ダブルス1回戦:宋祐媗(スン・ユーシャン)/汪郁喬(ワン・ユーチャオ/台湾)に2-1で勝利
中西 第1ゲームは、自分のクロスレシーブが全部短くて、そこを起点にやられていて、第2ゲームの前半まで続いていました。コーチのカレル(・マイナキー)さんから「何をやりたいのかハッキリさせた方がいい」と言われて、ストレートにドライブを返すようにしたら、相手もストレートに寄ったので、クロスも効果的に使えるように変わりました。今日の内容はよくはなかったですけど、最近は、リードされていても違うプレーを選べるようになっているという部分は成長できているところかなと思います。SUPER750以上のトーナメントに出るのは、3月の全英OP以来。もう一度、トップの選手たちに対して、自分たちの何が通用して、何が通用しないのかを試したいと思っています。しっかりと勝負して、これから、自分たちもやれるぞというところを見せられたらいいなとも思っています。
岩永 1ゲーム目は、私が速い球を出したところで、相手の方がドライブ戦が強くてやられていました。2ゲームからは、コーチの遠藤(大由)さんに「もう少し大きく(上げる球を)使っても、レシーブできるよ」と言われて、少し大きく使って、自分がいけると思ったところで(スピードアップを)ねらっていけるようになったのがよかったかなと思います。少し球が飛ばない感じはありましたけど、私はそこまで気になりませんでした。会場は、海外の試合より静かでしたけど、日本の選手を応援してくれていたので、そこは力になりました。
三橋健也(左)&岡村洋輝
男子ダブルス1回戦:ケヴィン・リー/タイ・アレクサンダー・リンデマン(カナダ)に2-0で勝利
三橋 久しぶりの試合だったので、どんなものかなと思っていましたが、できることをやろうと心がけて、それはできたかなと思います。僕らは、球を相手コートの後ろにやって、前の空いたスペースに球を落として、高い球を上げさせて攻撃するのがスタイル。そのためには、足を使わないと押されてしまいますけど、足を使って、相手コートの奥を上手く使えれば(羽根が飛ばないので強打をされてもレシーブができるはずだし)、チャンスはあるかなと思っていますし、今日やってみても、そのように感じました。
岡村 いつもより緊張がすごくて、全然、動けませんでした。アップまではリラックスしていたのですが、コートに入ったら緊張してしまいました。2回戦の相手は、台湾ペア。五輪王者ですごい選手だし、強いのは分かっているので、向かって行ってどこまでできるか、ですけど(相手は)組み替えているペアなので、勝ちたいなと思っています。
取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/小山真司