8月20日に開幕したダイハツ・ジャパンオープン(横浜アリーナ/SUPER750)。大会初日は各種目の1回戦が行なわれた。ここでは、初戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。
渡辺勇大(右)&東野有紗
混合ダブルス1回戦:プレスリー・スミス/チェン・ジーイー(アメリカ)に2-0で勝利
――快勝でしたが、手応えは?
東野 初めての対戦相手。昨日の夜に急に(欠場者が出たため)ドローが変わって、第1シードになるなど変化がありましたが、お互いに一戦一戦、楽しんで頑張ろうねと話しているので、1回戦を楽しめたかなと思います。
渡辺 諦めずに、集中力を高くしてプレーできたと思います。
――ペアとしての最後の大会。心境に違いはある?
渡辺 試合をやっているときは、全然。勝ちたいと思ってやっています。五輪が終わって休んだりもして完ぺきではないですけど、その中でやれることはやりたいと思っています。
――大差でリードする中でも、渡辺選手は緊張感ある表情を崩さなかったが、意図的だった?
渡辺 次を見据えていたし、コートの感覚をうまくつかみたかったので、自分がスピードを落とすとか、手を抜くとかは、2回戦に向けてもったいないことになってしまうので、そこは確認の意味も含めて、自分のいつもどおりのプレーを出し切れたと思います。
――東野選手は、試合中も笑顔が多かったが?
東野 羽根がなかなか飛ばなくて、相手の男子選手が私に対してクリアーを打ってきていたので、相手も疲れているのかなという印象でした。試合の感覚、羽根の感覚をつかみたくてラリーになってしまった部分はありましたが、楽しんでプレーできたかなと思います。本当にシャトルが飛ばなかったので、次戦もラリーは長くなってしまうと思いますが、自分たちらしく、泥臭く、頑張りたいです。
――五輪でメダルを取ってすぐの大会。この日一番の歓声だったが?
渡辺 もっと、お客さん、入ってほしいですね。五輪、すごかったので。ぜひ(もっと)応援に来てほしいです。
東野 ワタガシが最後の大会だからと見に来てくれた子どもたちもいるみたいで、そういう方々のためにも、バドミントンを楽しんでもらえるようなプレーができるように頑張りたいです。
――たくさんの方が来られる週末まで勝ち進むことも期待されるが?
渡辺 そりゃ、もちろん、勝ち残りたいですけど(笑)、早く、いっぱい集まってほしいです。相手も勝ちたいことで(勝ち進めるかどうかは)勝負なので、こればかりは、わからないことなので。ちょっと、早めに集合してください、マジで(笑)。頑張ります!
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部、平野貴也
写真/小山真司