バドミントンのインターハイ(全国高校総体)は8月4日に大会最終日を迎えて、佐賀県のSAGAサンライズパーク・SAGAアリーナにて、個人戦の準決勝と決勝が行なわれた。ここでは、男子ダブルスのダイジェストをお伝えする。
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【男子ダイジェスト】
準決勝1試合目、松川健大/中静悠斗(ふたば未来学園)と有江琥珀/澤田修志(埼玉栄)の対戦は、松川/中静がスピード感ある攻撃から有江/澤田のディフェンスを崩し、10本オールでストレート勝ち。そして準決勝もう1試合は、三浦大地/稲川蓮二郎(埼玉栄)が、高田隆誠/草ノ瀬悠生(瓊浦)を攻撃力で圧倒して16本、17本。決勝進出を決めた。
昨年の全日本ジュニア、今年の全国選抜に続いて同じカードとなった決勝。先制したのは、その2大会でいずれも敗れている三浦/稲川だった。積極的に前に出て勝負していった三浦/稲川は、18−19から3連続得点で第1ゲームの奪取に成功。
そして、第2ゲーム。お互いが主導権を奪い合うハイレベルなラリーの応酬のなか、三浦/稲川がリードを広げれば、松川/中静が追いつくといった形で一進一退。さらに20オールを超えてからは、お互いが気迫をぶつけ合う好勝負を演じた。緊迫のシーソーゲームが続いたが、最後は三浦/稲川が25−26から3連続得点。悲願のタイトルを獲得し、歓喜に沸いた。
【優勝コメント】
三浦大地(写真左)
「自分は、うれしいというよりかは、ホッとしている部分があります。どこかしら不安がありながらやっていた部分が大きいので、やっと勝てたことにちょっとホッとしています。(団体との2冠は)それは、うれしいですね。それに、去年の全日本ジュニアからの因縁の相手に勝てたっていうことに関しては、もう、うれしいっていう言葉しかありません」
稲川蓮二郎(写真右)
「(優勝した)実感はないんですけど、試合中はずっと、引かないぞっていう気持ちで。相手よりも先に前に出るって気持ちで、ずっとやってきました。全日本ジュニアは、最後のほうに相手に前に来られて逆転負けをしました。それを教訓に、今日の試合はずっと徹底して前に出て、それをやり通せた。そこが自分の1つ成長だったのかなと思います」
【男子ダブルス結果(4日)】
■準決勝
松川健大/中静悠斗(ふたば未来学園)②〔21−10、21−10〕0●有江琥珀/澤田修志(埼玉栄)
三浦大地/稲川蓮二郎(埼玉栄)②〔21−16、21−17〕0●高田隆誠/草ノ瀬悠生(瓊浦)
■決勝
三浦大地/稲川蓮二郎②〔21−19、28−26〕0●松川健大/中静悠斗
取材・文/吉井信行
写真/筒井剛史
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