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【佐賀インターハイ2024】シード選手が準決勝を前に敗戦。選抜3位の中塚悠太らがベスト4に進出!<男子シングルス>

バドミントンのインターハイ(全国高校総体)は、8月3日に大会4日目を迎えて、男女ともに個人シングルスの1回戦から準々決勝までが実施された。ここではSAGAサンライズパーク(SAGAアリーナ・SAGAプラザ)と、佐賀市諸富文化体育館で行なわれた、男子のダイジェストをお伝えする。

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【男子ダイジェスト】

男子シングルスは第1〜4シードのうち、3選手が準決勝を前に敗れるなど激戦が続いた。まず、左上のヤマでは、埼玉栄の団体優勝に貢献した2年生の髙野日向が、2回戦から4回戦までをストレート勝ちして準々決勝進出。その準々決勝では選抜王者の山田琉碧(福井工大附福井)と対戦したが、第1ゲーム終盤に山田がケガでプレーを一時中断。試合は続行されたものの、本来の動きを欠く山田に対して、髙野が第2ゲーム6本で勝利した。「目の前の相手をしっかり倒していきながら、でも優勝はちゃんと視界に入れる。気持ちを込めて、ねらっています」(髙野)

今回が初のインターハイとなる埼玉栄の髙野日向。混戦を制して2年生チャンピオンになれるか

その髙野と準決勝で対戦するのが、ジュニアナショナルの1年生・田上幹太(浪岡)だ。田上は競り合いとなるゲームがあったものの、すべてストレートで準々決勝まで勝ち上がると、ふたば未来学園の江見友希と対戦。疲労の見える江見に対して、田上は第2ゲームを逆転で奪われファイナルゲームに持ち込まれたが、田上が11−7とリードを奪った状態で江見が途中棄権。田上は「明日は今日みたいに自分の持ち味であるねばりのプレーで戦いたいです」と力強く話した。

浪岡の1年生・田上幹太がベスト4入り。持ち味の粘り強いプレーで一つでも上の順位をめざす

右のヤマでは2、3回戦で相手を11点以下に抑えて勝ち上がってきた草ノ瀬悠生(瓊浦)が、4回戦でも選抜3位の澤田修志(埼玉栄)に対して14本、12本と完勝する。優勝候補を破って準々決勝進出を果たした草ノ瀬は、三木颯斗(茗溪学園)との試合でも21−11、21−6と相手を寄せ付けない強さを発揮して準決勝進出を決めた。

草ノ瀬悠生(瓊浦)は、4回戦で選抜3位の澤田を破るなどして準決勝進出を果たした

そして、右下のヤマでは選抜3位の中塚悠太(東大阪大柏原)と全日本ジュニア3位の松川健大が4回戦で激突。この試合では、中塚が第1ゲームを13本で先制すると、第2ゲームでも中塚が序盤の連続得点などでリードを広げた。松川も最後は意地を見せて点差を縮めたものの、最後は中塚がリードを守り切って21−17で決着した。

第1〜4シードのなかで唯一、準決勝進出を果たした中塚悠太(東大阪大柏原)。最終日にタイトル獲得なるか

明日8月4日は、男女ともに個人シングルスとダブルスの準決勝から決勝までが予定されている。

<男子個人シングルス準決勝のカード>

髙野日向(埼玉栄) ― 田上幹太(浪岡)

草ノ瀬悠生(瓊浦) ― 中塚悠太(東大阪大柏原)

取材・文/吉井信行

写真/筒井剛史

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