8月1日に開催されたパリオリンピック・バドミントン競技(会場:ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナ)6日目は、各種目の決勝トーナメントが行なわれた。予選リーグを突破した精鋭たちによる戦いは、どの試合も熱戦が続いている。ここでは午前のセッションに登場した海外選手の結果を中心にお伝えする。
午前のセッションでは女子ダブルス・準々決勝が行なわれ、金メダル候補の陳清晨(チェン・チンチェン/上写真・左)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が、ブルガリアのG・ストエワ/S・ストエワと対戦。第1ゲームを21-15で陳清晨/賈一凡が制すと、続く第2ゲームは主導権をしっかりつかみ、21-8で勝利。準決勝進出を決めた。
韓国は2ペアが準々決勝に進んだものの、どちらも敗戦。五輪レースでは好調だった李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナは、中国の譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シァンシュ)に9本、13本で圧倒され上位に進めず。志田千陽/松山奈未と同じグループCで1位通過だった金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)も、激戦のグループAを勝ち抜いたマレーシアペアに12本、13本で抑えられ、前回に続くメダル獲得はならなかった。
男子シングルスは、昨年の世界王者のクンラビット・ビティサラン(タイ)が、日本の西本拳太との激戦をファイナルゲーム12本で制して準々決勝に進出。台湾のベテラン、周天成(チョウ・ティエンチェン/上写真)は、奈良岡功大を2-0のストレートで抑え込み準々決勝へと勝ち進んだ。
8月1日の午前セッションの結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼決勝トーナメント1回戦
クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔16−21、21−14、21−12〕1●西本拳太80分
周天成(台湾)②〔21−12、21−16〕0●奈良岡功大54分
【女子ダブルス】
▼準々決勝
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−15、21−8〕0●G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)41分
タン/ティナー(マレーシア)②〔21−12、21−13〕0●金昭英/孔熙容(韓国)39分
志田千陽/松山奈未②〔21−7、21−12〕0●トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)
譚寧/劉聖書(中国)②〔21−9、21−13〕0●李紹希/ペク・ハナ(韓国)39分
▼準決勝(8月2日)
陳清晨/賈一凡(中国) ー タン/ティナー(マレーシア)
志田千陽/松山奈未 ー 譚寧/劉聖書(中国)
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取材/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images