パリ2024オリンピック・バドミントン競技の4日目は、各種目の予選リーグが行なわれた。日本代表は、松本麻佑/永原和可那、志田千陽/松山奈未の女子ダブルス2組が予選リーグ最終戦に臨んだ。また、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は5組によるリーグ戦の3試合目を戦った。
この日、日本勢3組は強敵相手に立ち向かったが、勝利をもぎとることはできなかった。決勝トーナメント進出をかけて世界ランキング1位の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)に挑んだ松本/永原は、序盤から相手にペースを握られ、16-21、15-21。このあとの試合で、グループ内の順位を争うマレーシアのタン/ティナーがインドネシアペアを破ったため、予選リーグ敗退が決まった。
すでに準々決勝進出を決めている志田/松山は、東京オリンピック銅メダル獲得の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)と接戦を展開。第1ゲーム、第2ゲームともにゲームポイントをつかみながら、最後は競り負けた。グループ2位で決勝トーナメント進出に進む志田/松山は、ドロー抽選により準々決勝ではグループD1位のサラ・トゥーグセン/マイケン・フォウガード(デンマーク)と対戦する。デンマークペアは予選リーグで世界ランキング2位の李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナ(韓国)を破るなど絶好調だ。
男子ダブルスの保木/小林は、劉雨辰(リュウ・ユチェン)/欧烜屹(オウ・シュァンイ/中国)に20-21、18-21で敗れ、予選リーグ2敗目を喫した。第1ゲーム20-18と2本のゲームポイントを握ったが、これを生かせず。逆転で第1ゲームを奪われると、前半に最大5点差とされた第2ゲームも、中盤に追いつく展開に持ち込みながら、最後は振り切られた。
ストレート負けで予選リーグ2敗目を喫した保木/小林は、仮にこのあとのリーグ最終試合で勝利しても、他ペアとの得失ゲーム差で上回ることができないため、準々決勝進出の目はなくなった。試合後には、「最後までホキコバらしい頑張っている姿を見せたい」と次戦に向けて前を向いた。
【女子ダブルス】
松本麻佑/永原和可那(日本)●0〔16−21、15−21〕②陳清晨/賈一凡(中国)50分
志田千陽/松山奈未(日本)●0〔22−24、24−26〕②金昭英/孔熙容(韓国)58分
【男子ダブルス】
保木卓朗/小林優吾(日本)●0〔20−22、18−21〕②劉雨辰/欧烜屹(中国)52分
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/JMPA