7月30日に開催されたパリオリンピック・バドミントン競技(会場:ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナ)4日目は、各種目の予選リーグが行なわれた。混合ダブルスは前日に予選リーグの試合をすべて消化しており、残り4種目で負けられない戦いを争った。ここでは、午前のセッションに登場した海外選手の結果をお伝えする。
混戦が予想された女子ダブルスのグループAは、中国の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)とタン(上写真・右)/ティナー(マレーシア)が決勝トーナメント進出を決めた。
中国ペアは日本の松本麻佑/永原和可那と対戦。予選リーグ突破に向けて負けられない松本/永原に対し、中国ペアは冷静に試合を運んで2-0で勝利。3連勝で準々決勝に進んだ。もう一つの椅子をかけて戦ったタン/ティナーとラハユ/ラマダンティ(インドネシア)の試合は、第1ゲームの大接戦をマレーシアペアが奪取。インドネシアペアは、勝てば決勝トーナメント進出の望みを残せたが、第2ゲームは集中力を欠いて失速。タン/ティナーが2-0で勝利し、2勝1敗でリーグ2位を守った。
女子ダブルスのグループBは、中国の譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シァンシュ)が3連勝で首位通過。G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)が2勝1敗で準々決勝の切符を手にしている
男子ダブルスは保木卓朗/小林優吾が入ったグループDの王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リーヤン/台湾)と、アメリカペアが対戦。台湾ペアが2-0の快勝でリーグ3勝目をつかみ、リーグ突破、そしてオリンピック連覇へ一歩前進した。
7月30日の午前セッションの結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼グループG
パブロ・アビアン(スペイン)②〔21−9、21−19〕0●バイレン・ネッタシンゲ(スリランカ)38分
▼グループH
トマ・ジュニア・ポポフ(フランス)②〔21−11、21−12〕0●ハワード・シュー(アメリカ)35分
【女子シングルス】
▼グループE
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−8、21−8〕0●リアニー・タン(ベルギー)35分
▼グループG
ポリナ・ブフロワ(ウクライナ)②〔21−19、19−21、21−18〕1●テレザ・スヴァビコワ(チェコ)67分
▼グループJ
ネスリハン・アリン(トルコ)②〔21−16、21−17〕0●アイネス・ルシア・カスティルロ(ペルー)39分
▼グループM
クリスティン・クーバ(エストニア)②〔21−7、21−9〕0●アブドゥル・ラザーク・ファシマス(モルディブ)32分
【男子ダブルス】
▼グループD
王齊麟/李洋(台湾)②〔21−12、21−13〕0●V・チュウ/J・ユァン(アメリカ)29分
【女子ダブルス】
▼グループA
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−16、21−15〕0●松本麻佑/永原和可那50分
タン/ティナー(マレーシア)②〔21−18、21−9〕0●ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)43分
▼グループB
譚寧/劉聖書(中国)②〔21−18、21−15〕0●楊雅婷/楊霈霖(香港)44分
G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)②〔21−18、21−12〕0●A・シュー/K・シュー(アメリカ)36分
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取材/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images