現地時間7月30日に行なわれているパリオリンピック・バドミントン競技（ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナ）4日目は、各種目の予選リーグを実施。午前のセッションに登場した女子ダブルスの松本麻佑／永原和可那は世界ランキング1位の陳清晨（チェン・チンチェン）／賈一凡（ジャ・イーファン／中国）に敗れ、予選リーグ2敗目を喫した。試合後のコメントを紹介する。

松本麻佑（右）＆永原和可那

予選リーグ（グループA）3試合目結果：陳清晨／賈一凡（中国）に0－2で敗戦

永原　自分たちがグループリーグを突破するには今日勝たないと難しい状況で、相手は世界ランキング1位のペア。このペアを倒すためにやってきたというのもあったし、グループリーグで当たらなかったとしても、ここを倒さないとメダルは難しい。今日は絶対に勝ちたいと気持ちを強く臨んだのですが、相手の強さに押されてしまって、自分の動きも硬くなって、気持ちと体が一致するのに時間がかかりました。点数が離れてから自分たちのいいプレーが出せましたが、もう少し早くついていくゲームができればよかったです。前回の東京オリンピックでは、自分たちのよさを出せたところがほとんどなかったのが、ずっと心残りでした。今回はグループリーグで強敵がそろって、1回戦から勝ったことのない相手にいいプレーを出して勝てたりしましたが、最終的にグループリーグを突破するレベルまで出し切れなかったのが、この結果になったのかなと思います。

松本　2ゲームともに11点までで離されてしまって、陳清晨／賈一凡とやるときはそれがいつも課題だったんですけど、今日もその形でスタートしてしまった。後半いくらよくなっても、点差が開きすぎると、取り戻すのが難しくなってしまう。前半からしっかりついていきたかったです。1ゲーム目の展開は、対策がはまっていたり、よかったと思うのですが、ネット前や細かいところで点数が取れなかったのが痛かったかなと思います。予選グループが決まったときから強い相手がそろっていることはわかっていましたし、準備もしてきましたが、予選リーグで2回負けてしまったというのは、対策や準備が足りなかったのかなと感じています。

取材・構成／バドミントン・マガジン編集部

写真／JMPA