【パリ五輪】西本拳太、大堀彩が五輪初勝利! 松本&永原はマレーシアペアに敗れリーグ1勝1敗に<2日目/日本選手結果-1>

7月27日に開幕したパリ2024オリンピック・バドミントン競技。28日は、前日に引き続き、各種目の予選リーグが行なわれている。現地時間午前8時30分スタートの午前セッションでは、男子シングルスの西本拳太、女子シングルスの大堀彩が初戦に臨んだ。また、27日に勝利を挙げた女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那は、リーグ2戦目に敗れ、1勝1敗とした。

オリンピック初勝利を果たした大堀彩

ともに初の五輪出場となった西本拳太、大堀彩はストレートの快勝だった。西本は世界ランキング69位のカザフスタン選手に21-5、21-11と38分で勝負を決めた。また、大堀は世界ランキング51位のトルコ選手に21-9、21-7と2ゲームとも一桁得点に抑え、33分で試合を終えた。大堀は「今までにないような緊張を感じた」と試合後に話していたが、ランキング下位の相手に対し、点差がついても手を緩めることなく、終始、向かっていく姿勢でプレーした。

ファイナルゲームにもつれたのは、連戦でグループリーグ2戦目を戦った松本/永原。これまで2勝3敗で負け越しているマレーシアのタン/ティナーから、第1ゲームを先取したものの、第2ゲームからはジャンピングスマッシュなど強打を連発する相手の攻撃をかわしきれず、甘いレシーブで勢いに乗せてしまった。ファイナルゲームは、序盤からリードを許す展開で、最大7点差に。終盤は低い展開で相手の強打を防ぎながら、点差を縮めたが、最後まで相手の勢いを止め切ることはできなかった。

松本/永原のいるグループAは、陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が2勝、松本/永原とタン/ティナーが1勝1敗、ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)が2敗。松本/永原のリーグ最終戦の相手は世界ランキング1位の中国ペアで、勝利の糸口を見つけるのが難しい相手だが、初日、2日目の試合ではともに競り合う場面も見られ、チャンスはないわけではない。グループAの最終戦は1日あいて、30日に行なわれる。

【男子シングルス】

西本拳太(日本)②〔21−5、21−11〕0●ドミトリー・パナリン(カザフスタン)38分

【女子シングルス】

大堀彩(日本)②〔21−9、21−7〕0●ネスハリン・アリン(トルコ)33分

【女子ダブルス】

タン/ティナー(マレーシア)②〔18−21、21−15、21−16〕1●松本麻佑/永原和可那(日本)73分

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/Getty Images

投稿日:2024/07/28

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