7月28日に開催されたパリオリンピック・バドミントン競技（会場：ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナ）2日目は、各種目の予選リーグが行なわれた。メダル獲得に向けて、世界のトップ選手らが各コートで熱戦をくり広げている。ここでは、前半のセッションを戦った海外選手の結果を中心にお伝えする。
男子シングルスは世界ランク上位のリー・ジジャ（マレーシア）や李詩灃（リ・シフェン／中国）が白星を獲得。李詩灃は初めてオリンピックで初勝利を飾った。女子シングルスは、東京オリンピック銀メダリストの戴資穎（タイ・ツーイン・台湾）がベルギー選手を2-0のストレートで下し白星スタートを切った。また、東京五輪銅メダルのプサルラ・V.シンドゥ（インド）も勝利をつかんでいる。
女子ダブルスは、強豪集うグループAで前日の試合で敗れているマレーシアのティナー／タン（上写真・手前）が、日本の松本麻佑／永原和可那にファイナル勝負の末に勝利。グループリーグ最終戦でラハユ／ラマダンティ（インドネシア）に勝てば、決勝トーナメント進出が望める状況となった。また、同じくグループAの陳清晨（チェン・チンチェン）／賈一凡（ジャ・イーファン／中国）は、ラハユ／ラマダンティにストレート勝ち。最終戦で戦う松本／永原に勝てば、1位でグループリーグ突破が決まる。
男子ダブルスは、2022年の世界選手権王者であるアーロン・チア（上写真・手前）／ソー・ウィーイク（マレーシア）が、カナダペアに快勝。メダル候補の王昶（ワン・チャン）／梁偉鏗（リャン・ウェイカン／中国）は、イギリスペアとの最終ゲームまでもつれた接戦を制して2勝目を獲得。これで男子ダブルスのグループAは、王昶／梁偉鏗とチア／ソーが2連勝を飾り、決勝トーナメント進出を確実にした。
混合ダブルスは、グループAの馮彦哲（フォン・イェンジァ）／黄東萍（ファン・ドンピン／中国）とチェン・タンジェ／トー・イーウェイ（マレーシア）が2つ目の白星をつかみ、決勝トーナメントへの切符を手にしている。
7月28日の前半のセッションの結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼グループD
西本拳太②〔21−5、21−11〕０●ドミトリー・パナリン（カザフスタン）38分
▼グループG
リー・ジジャ（マレーシア）②〔21−14、21−12〕０●バイレン・ネッタシンゲ（スリランカ）35分
▼グループN
李詩灃（中国）②〔21−13、21−13〕０●トビアス・クエンツィ（スイス）42分
【女子シングルス】
▼グループE
戴資穎（台湾）②〔21−15、21−14〕０●リアニー・タン（ベルギー）37分
▼グループJ
大堀彩②〔21−9、21−7〕０●ネスリハン・アリン（トルコ）33分
▼グループM
プサルラ・V.シンドゥ（インド）②〔21−9、21−6〕０●アブドゥル・ラザーク・ファシマス（モルディブ）27分
【男子ダブルス】
▼グループA
A・チア／ソーWY（マレーシア）②〔21−10、21−15〕０●ヤクラ／ドン（カナダ）38分
王昶／梁偉鏗（中国）②〔21−18、13−21、21−14〕１●レーン／ベンディ（イギリス）60分
【女子ダブルス】
▼グループA
タン／ティナー（マレーシア）②〔18−21、21−15、21−16〕１●松本麻佑／永原和可那73分
陳清晨／賈一凡（中国）②〔21−12、24−22〕０●ラハユ／ラマダンティ（インドネシア）51分
【混合ダブルス】
▼グループD
馮彦哲／黄東萍（中国）②〔21−13、21−17〕０●ヒー・ヨンカイ／タン・ウェイハン（シンガポール）38分
チェンTJ／トーEW（マレーシア）②〔21−15、24−22〕０●チュウ／ガイ（アメリカ）
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