パリ五輪に出場する日本代表は、7月11日から味の素ナショナルトレーニングセンターで直前強化合宿を実施している。7月12日、メディアに向けて練習を公開し、選手が囲み取材に応じた。
12日の練習では、午前3時間、午後3時間の練習とトレーニングを実施。午前練習では、約1時間にわたってウォーミングアップやフットワークトレーニングに取り組んだあと、各種目に分かれてノック、2対1、3対1、3対2、ゲーム練習など実戦的な羽根打ちを行なった。
下記は男子シングルスに出場する奈良岡功大のコメント。
奈良岡功大
――いよいよパリ五輪だという心境はあるか
そうですね。今日(12日)、組み合わせが決まるので、実感が湧いてきています。こういった取材も多いので、他の大会とはちょっと違うのかなという感じもします。4年に一度の大会で、貴重な大会。やっぱり注目してもらえる機会なのかなと思います。
――7月第1週のカナダOPに出場。手応えは
カナダに行く前にフィリピンに行っていたのですが、そこで体調を崩して、あまり万全ではありませんでした。練習できずにカナダに行ったので、どれくらいできるかという感じでした。なんとかポイントが取れればいいなというくらいで。帰国してようやく治ってきた感じで、あとはオリンピックで調整していくという感じになると思います。
――現状のコンディションは
体調不良で体力不足のところがあるので、カナダOPのあとすぐに帰国して、トレーニングやランニング、練習はしっかり積んできているので、それを継続していきたいなと思っています。
――オリンピックは、リーグ戦があって、そのあとトーナメントになる。いつもとは違う形で、最初は相手のレベルもいつものツアーとは違う
そのあたりはなんとも思っていなくて、むしろ楽しみです。ユースオリンピックのときもそんな感じで、雰囲気的には同じなのかなと。ただ、本番のオリンピックは、みんな目の色を変えてくる。そこをどう乗り越えるか、かなと思っています。
――プレッシャーは感じるか
はい。めちゃめちゃプレッシャーを感じます。緊張もしますし、手も震える。でも、楽しまないと損だと思っています。初めてですし、多分、次もあると思っているので。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部