7月7日に開催されたBWFワールドツアー・カナダOP(カルガリー/Super500)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本からは男子シングルスの渡邉航貴、女子ダブルスの中西貴映/岩永鈴が決勝を戦い、ともに優勝をつかんだ。
女子ダブルスの中西/岩永(上写真・左)は、前週のUSOP(S300)に続く連続優勝を果たした。決勝は、Super500で初の決勝進出となった台湾の許尹鏸(シュー・インフイ)/林芝昀(リン・ジーユン)と対戦。第1ゲームは前半から競り合う展開となり、スコアは離れずに13-12。すると、ここからペースをつかんだ中西/岩永が7連続得点を奪い、21-13で先制する。第2ゲームに入ると、第1ゲームと同じく前半はポイントの取り合いとなったが、日本ペアが再び中盤に連続得点でリード。最後も21-13で制し、中西/岩永が2週連続でタイトルを手にした。
準決勝で日本の田中湧士を下して決勝に進出した渡邉(上写真)は、フランスのアレックス・ラニエと激突。第1ゲームは終盤まで互いにリードを許さず、接戦のまま20オール。最後はラニエが2連取して、渡邉は第1ゲームを落とした。
第2ゲームに入ると、ペースを掌握したのは渡邉。14-7と大量リードを奪う。途中、連続失点を喫して16-15まで点差を縮められた渡邉だったが、なんとか相手の追走を振り切り21−17でファイナルゲームへ。ねばり強さを見せた渡邉は、最終ゲームで失速するラニエから一気にポイントを奪い、21-6で勝利。初めてS500のタイトルを獲得した。
7月7日の決勝戦の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
渡邉航貴②〔20−22、21−17、21−6〕1●アレックス・ラニエ(フランス)71分
【女子シングルス】
ブサナン・ンバルンパン(タイ)②〔21−16、21−14〕0●リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)53分
【女子ダブルス】
中西貴映/岩永鈴②〔21−13、21−13〕0●許尹鏸/林芝昀(台湾)40分
【男子ダブルス】
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔18−21、21−14、21−11〕1●レーン/ベンディ(イングランド)52分
【混合ダブルス】
トフト/マグランド(デンマーク)②〔9−21、24−22、21−12〕1●クリスチャンセン/ペデルセン(デンマーク)54分
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO