6月16日に開催されたBWFワールドツアー・オーストラリアOP(シドニー/Super500)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は男子シングルスの奈良岡功大と女子シングルスの大堀彩が決勝を戦い、大堀が優勝を飾った。
大堀(上写真)は、インドネシアのエスタ・ヌルミ・トゥリ・ワルドヨと対戦。5月のユーバー杯で活躍した若手に対し、第1ゲームを17本で落とした大堀。しかし、第2ゲームは競り合う展開の中から大堀が先に抜け出し、21−19で奪い返す。ファイナルゲームはペースを掌握した大堀が17-10と先行。その後、2点差まで追走するワルドヨを振り切った大堀が21-16で勝利し、Super500の上位大会で初優勝を飾った。
男子シングルスの奈良岡(上写真)はマレーシアリー・ジジャと激突。攻撃を得意とする相手に対し、奈良岡は第1ゲームを19-21で失ったものの、第2ゲームは連続ポイントで点差を広げて21-11で奪い返す。ファイナルゲームは互いに譲らぬ展開となり、リー・ジジャが17-11とリードを広げても、奈良岡が猛追して18オール。逆転まであと一歩とした奈良岡だったが、最後はリー・ジジャが3連取を奪い勝利。奈良岡は惜しくも準優勝に終わった。
決勝(6月16日)の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−19、11−21、21−18〕1●奈良岡功大78分
【女子シングルス】
大堀彩②〔17−21、21−19、21−16〕1●エスタ・ヌルミ・トゥリ・ワルドヨ(インドネシア)74分
【男子ダブルス】
何濟庭/任翔宇(中国)②〔21−11、21−10〕0●セティアワン/アッサン(インドネシア)28分
【女子ダブルス】
クスマ/プラティウィ(インドネシア)②〔12−21、21−7、21−13〕1●ライPJ/リムCS(マレーシア)74分
【混合ダブルス】
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−12、16−21、21−12〕1●郭新娃/陳芳卉(中国)48分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO