6月11日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。Super1000のインドネシアOPのポイントが加わり、パリ五輪に臨む上位陣の順位やポイントに変動があった。ここではダブルス3種目について紹介する。
【男子ダブルス】
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インドネシアOP優勝の王昶(ワン・チャン/上写真・右)/梁偉鏗(リャン・ウェイカン/中国)が、1ランクアップして1位の座を奪取。同ベスト4のアストルップ/ラスムセン(デンマーク)が2位に浮上。1位を守ってきたシェティ/ランキレッディ(インド)は3位に後退。3位につけていた徐承宰(ソ・スンジェ)/カン・ミンヒュク(韓国)が4位に後退した。
5位以降は変動なく、パリ五輪代表の保木卓朗/小林優吾は6位をキープ。インドネシアOP準優勝のティー・K・W/マン・W・C(マレーシア)が、大きくポイントを加えて5ランクアップの15位に浮上している。
【女子ダブルス】
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インドネシアOP準優勝の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が11万3556ポイントで1位を独走。同優勝の李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナ(韓国)が9万9616と、10万ポイント目前で2位につけている。続く3位は志田千陽/松山奈未。インドネシアOPベスト4の松本麻佑(上写真・前)/永原和可那は7位と、パリ五輪代表ペアの順位は変わらなかった。
日本勢は3番手の福島由紀/廣田彩花が2ランクダウンの10位となり、11位の中西貴映/岩永鈴、12位の櫻本絢子/宮浦玲奈と、3ペアが並ぶ形になった。
【混合ダブルス】
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鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)が10万6950ポイントで1位を独走。インドネシアOPでは同国3番手の蒋振邦(ジャン・ツェンバン/上写真・左)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシン)に優勝を譲ったが、1位の座は揺るがず。中国の2番手、馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン)が9万6400ポイントで2位と、中国のワンツーは変わらなかった。
9万3100ポイントの徐承宰(ソ・スンジェ)/蔡侑玎(チェ・ユジュン/韓国)に続く4位が、パリ五輪に挑む渡辺勇大/東野有紗。インドネシアOP優勝のポイントを加えた蒋振邦/魏雅欣が、わずかな差で5位につけている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO