6月7日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢は、女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那が唯一準々決勝に勝ち進み、中国の若手ペアを下してベスト4入りを決めている。
松本(上写真・手前)/永原は、前日の2回戦で志田千陽/松山奈未を破った中国の李怡靖(リ・イージン)/羅徐敏(ルオ・シューミン)と対戦。格上に勝利して勢いのある相手に対し、松本/永原は序盤から競り合う展開。取っては取られのシーソーゲームとなった第1ゲームは、17-19から4連続得点で一気に制した松本/永原が先取する。第2ゲームは松本/永原が先行しながら試合を進めたが、中国ペアがじわじわと点差を詰め、14-9だったスコアは後半17-16に。苦しい状況になったものの、最後は松本/永原が逃げ切って21-17で勝利。若手の挑戦を食い止めた松本/永原が、ベスト4進出を決めた。
男子シングルスは、中国の石宇奇(シー・ユーチー)と李詩灃(リ・シフェン/上写真)が準々決勝を突破。両者は準決勝で対戦する。もう一方の山からは、アンダース・アントンセン(デンマーク)とクンラビット・ビティサラン(タイ)が勝ち上がった。
女子シングルスはアン・セヨン(韓国/上写真)、陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)、キャロリーナ・マリーン(スペイン)がベスト4入り。王祉怡(ワン・ジーイ/中国)は地元インドネシアのグレゴリア・マリスカ・トゥンジュンを下して準決勝に勝ち進んでいる。
準々決勝(6月7日)の結果、準決勝(6月8日)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(6月7日)
アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔24−22、21−18〕0●ラクシャ・セン(インド)61分
クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔21−16、21−17〕0●リー・ジジャ(マレーシア)
李詩灃(中国)②〔21−11、21−12〕0●レオン・ジュンハオ(マレーシア)43分
石宇奇(中国)②〔17−21、21−10、21−18〕1●トマ・ジュニア・ポポフ(フランス)65分
▼準決勝(6月8日)
アンダース・アントンセン(デンマーク) − クンラビット・ビティサラン(タイ)
石宇奇(中国) − 李詩灃(中国)
【女子シングルス】
▼準々決勝(6月7日)
アン・セヨン(韓国)②〔21−17、21−14〕0●何冰嬌(中国)49分
王祉怡(中国)②〔21−8、21−18〕0●グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)45分
キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−8、21−6〕0●韓悦(中国)27分
陳雨菲(中国)②〔21−15、21−7〕0●宋碩藝(台湾)38分
▼準決勝(6月8日)
アン・セヨン(韓国) − 王祉怡(中国)
キャロリーナ・マリーン(スペイン) − 陳雨菲(中国)
【男子ダブルス】
▼準々決勝(6月7日)
ティーKW/マンWC(マレーシア)②〔21−17、18−21、21−10〕1●盧敬堯/楊博涵(台湾)57分
グタマ/イスファーニ(インドネシア)②〔21−17、14−21、21−16〕1●李哲輝/楊博軒(台湾)58分
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔21−16、15−21、23−21〕1●マウラナ/フィクリ(インドネシア)69分
王昶/梁偉鏗(中国)②〔18−21、21−18、21−19〕1●ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)58分
▼準決勝(6月8日)
ティーKW/マンWC(マレーシア) − グタマ/イスファーニ(インドネシア)
アストルップ/ラスムセン(デンマーク) − 王昶/梁偉鏗(中国)
【女子ダブルス】
▼準々決勝(6月7日)
陳清晨/賈一凡(中国)②〔22−20、21−18〕0●タン/ティナー(マレーシア)51分
松本麻佑/永原和可那②〔21−19、21−17〕0●李怡靖/羅徐敏(中国)51分
李紹希/ペク・ハナ(韓国)②〔21−10、16−21、21−10〕1●金昭英/孔熙容(韓国)
譚寧/劉聖書(中国)②〔21−12、21−10〕0●鄭雨/張殊賢(中国)29分
▼準決勝(6月8日)
陳清晨/賈一凡(中国) − 松本麻佑/永原和可那
譚寧/劉聖書(中国) − 李紹希/ペク・ハナ(韓国)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(6月7日)
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−17、21−10〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)30分
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−16、21−17〕0●フェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア)41分
タンKM/ライPJ(マレーシア)②〔21−8、21−19〕0●金ワンホ/鄭ナウン(韓国)39分
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−17、11−21、21−16〕1●馮彦哲/黄東萍(中国)57分
▼準決勝(6月8日)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − デチャポル/サプシリー(タイ)
タンKM/ライPJ(マレーシア) − 蒋振邦/魏雅欣(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO