5月31日に開催されたBWFワールドツアー・シンガポールOP(シンガポール/Super750)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢は混合ダブルスをのぞく4種目が準々決勝に挑んだ。
男子ダブルスの保木卓朗(上写真・右)/小林優吾は、韓国の徐承宰/カン・ミンヒュクと対戦。第1ゲームは前半6-11と先行される展開となったが、追い上げた保木/小林が17オールとすると、そのまま勢いに乗って21-19で先制。第2ゲームは流れを渡さなかった保木/小林がリードを保ち、21-15で勝利。ベスト4進出を決めた。
女子ダブルスは志田千陽/松山奈未(上写真・右)と松本麻佑/永原和可那の2ペアが準々決勝に登場。インドネシアのラハユ/ラマダンティと対戦した志田/松山は、第1ゲームを21-10で先制したが、第2ゲームは13本に抑えられ、ファイナルゲームに突入。最終ゲームは序盤こそ競り合う展開となったが、志田/松山が11-8から5連続ポイントなどで引き離し21-10。難敵を退けて準決勝進出を決めた。同じくベスト4進出をねらった松本/永原は、中国の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)に0-2のストレート負けで準々決勝敗退となった。
このほか、男子シングルスは奈良岡功大、西本拳太が準々決勝まで勝ち上がったものの、あと一歩足りずベスト8止まり。女子シングルスは山口茜と奥原希望がともに敗れ、上位進出はならなかった。
準々決勝(5月31日)結果、準決勝(6月1日)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(5月31日)
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−12、21−11〕0●レオン・ジュンハオ(マレーシア)41分
李詩灃(中国)②〔21−19、21−16〕0●ロー・ケンイゥ(シンガポール)56分
石宇奇(中国)②〔17−21、21−12、23−21〕1●奈良岡功大84分
周天成(台湾)②〔21−17、21−13〕0●西本拳太43分
▼準決勝(6月1日)
ビクター・アクセルセン – 李詩灃
周天成 – 石宇奇
【女子シングルス】
▼準々決勝(5月31日)
陳雨菲(中国)②〔21−8、21−12〕0●山口茜29分
アン・セヨン(韓国)②〔21−12、21−12〕0●奥原希望39分
ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)②〔21−19、21−16〕0●キャロリーナ・マリーン(スペイン)49分
グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)②〔21−13、13−21、24−22〕1●王祉怡(中国)74分
▼準決勝(6月1日)
アン・セヨン − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン
陳雨菲 – ポンパウィ・チョチュウォン
【男子ダブルス】
▼準々決勝(5月31日)
何濟庭/任翔宇(中国)②〔21−16、9−21、21−17〕1●ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)63分
保木卓朗/小林優吾②〔21−19、21−15〕0●徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)42分
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔21−10、21−14〕0●A・チア/ソーWY(マレーシア)29分
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−17、21−9〕0●王昶/梁偉鏗(中国)32分
▼準決勝(6月1日)
何濟庭/任翔宇 – 保木卓朗/小林優吾
アストルップ/ラスムセン − アルディアント/アルフィアン
【女子ダブルス】
▼準々決勝(5月31日)
ジョリー/プレラ(インド)②〔18−21、21−19、24−22〕1●金昭英/孔熙容(韓国)79分
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−15、21−12〕0●松本麻佑/永原和可那41分
志田千陽/松山奈未②〔21−10、13−21、21−10〕1●ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)54分
譚寧/劉聖書(中国)②〔21−19、21−18〕0●李汶妹/劉玄炫(中国)39分
▼準決勝(6月1日)
陳清晨/賈一凡 – 譚寧/劉聖書(中国)
志田千陽/松山奈未 – ジョリー/プレラ(インド)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(5月31日)
徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔21−14、21−18〕0●チェンTJ/トーEW(マレーシア)42分
ベスターガード/ブッシュ(デンマーク)②〔21−15、13−21、22−20〕1●タベリング/ピキ(オランダ)51分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−14、22−20〕0●蒋振邦/魏雅欣(中国)40分
楊博軒/胡綾芳②〔21−17、21−17〕0●葉宏蔚/李佳馨(台湾)27分
▼準決勝(6月1日)
鄭思維/黄雅瓊 – 徐承宰/蔡侑玎
楊博軒/胡綾芳 − ベスターガード/ブッシュ
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO