国内のランキング上位選手が集う日本ランキングサーキット(5月25日~29日/サイデン化学アリーナさいたま)。大会4日目の28日は、各種目の準決勝が行なわれた。ここでは、シングルスのコメントを紹介する。
【男子シングルス】
田中湧士
(NTT東日本)
準決勝:川本拓真(BIPROGY)に2-0で勝利
「準決勝は少し雰囲気が違って、序盤は動きが硬くなったが、インターバルからは緊張がほぐれてミスが減り、考えていたプレーができた。今日は風がなく、コントロールはしやすかった。第2ゲームは、相手にうまくプレッシャーをかけてミスを誘うこともできたと思う。この大会では初の決勝。気負うことなく、まずは自分のプレーを出して、相手を突っぱねる気持ちで戦いたい」
古賀穂
(NTT東日本)
準決勝:小川翔悟(ジェイテクト)に2-1で勝利
「やっぱり、簡単な試合は一つもない。厳しい戦いを乗り越えて、自信になった。第2ゲームはスピードを上げてきた相手に、後手になって主導権を渡してしまった。第3ゲームは、相手が後ろや前をねらっているところをうまく(逆を突いて)外せたのがよかった。決勝の相手(チームメートの田中湧士)は日本代表。こっちは、向かっていくだけ。ベストパフォーマンスを出したい」
【女子シングルス】
髙橋明日香
(ヨネックス)
準決勝:水津愛美(ACT SAIKYO)に2-0で勝利
「相手は勢いがあって、ガツガツくると思った。出だしは受け身になったが、相手の球に合わせて、かわして、相手を走らせるプレーができた。同じリズムで打ち合ったら、自分が焦っていたと思う。落ち着いてプレーできた。明日は、普段から球を打っている相手。厳しい戦いになると思うけど、相手が年下で(向かってこられて)も引かずに、先輩らしく勝ちたい」
木村百伽
(ヨネックス)
準決勝:小西春七(岐阜Bluvic)に2-0で勝利
「相手は前日まで2種目戦っていて、思っていたより勢いがなかった。フィジカル勝負で頑張ろうと思い、焦らずに勝負できた。ミスも少なく、落ち着いた気持ちで試合を進められた。この大会では3年連続で(決勝の相手となるチームメートの髙橋)明日香先輩に負けている。試合でも練習でも勝ったことがないけど、勝って優勝できるように頑張りたい」
取材・文/平野貴也
写真/黒崎雅久