4月27日から開催されていた関西学生春季リーグ戦は5月6日、滋賀県の皇子が丘公園体育館にて最終戦が行われ、各リーグの順位が決定した。
春の関西王者を決める1部リーグは、1次リーグのAブロックから龍谷大と甲南大、同Bブロックからは立命館大と関西学院大が上位リーグに進出。昨年、関西学院大に7季連続優勝を阻まれた龍谷大は、まずはその関西学院大を4-1で下し、甲南大を5-0で圧倒した立命館大との優勝決定戦に臨んだ。
わずか1つしか星を落とさず最終日を迎えた立命館大は13年ぶりの関西制覇に燃え、2年生の衣川真生が龍大主将の吉村大成にストレート勝利の好発進でチームの士気をいっそう高めた。しかし、一昨年には初の全国制覇も果たした龍谷大が底力を発揮する。第2単で丸山拓海が笹井力斗との3年生対決を13本、19本で制すと、第2複ではナショナルB代表の西大輝が宇治夢登とのペアで永田拓海/衣川に18本、6本で快勝。最後は、木田悠斗/相澤大智が、望月健太/阿部允耶を14本、19本で振り切ってチームの勝利を決めた。
春の王者奪還で昨秋からの連覇を達成した龍谷大。強豪の輝かしい歴史は新たな挑戦に向かって再び刻まれ始めた。
【男子1部】
優勝:龍谷大
2位:立命館大
3位:甲南大
4位:関西学院大
5位:京都産業大
6位:大阪体育大
7位:神戸学院大
8位:天理大
取材・文/山口奈緒美
写真/三野良介