5月3日に開催された世界国・地域別対抗戦BWFトマス杯&ユーバー杯2024(中国・成都)7日目は、決勝トーナメントの残りの準々決勝が行なわれた。2日に行なわれたトマス杯の準々決勝は、地元優勝をねらう中国がインドに勝利。マレーシアが日本を破ってベスト4進出を決めている。残り2試合の準々決勝は、台湾とデンマーク、韓国とインドネシアが対戦した。
第1ダブルスは台湾のエース、王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リー・ヤン)が登場。デンマークもアストルップ/ラスムセンでポイントをねらいにいったが、サービスまわりから主導権を握る台湾ペアが14本、15本で制し、台湾が2-0でプレッシャーをかける。
簡単には負けられないデンマークも、第2シングルスのアンダース・アントンセンが台湾の若手、林俊易(リン・チュンイ)を2-1で破ってみせたが、第2ダブルスは台湾の李哲輝(リー・ジェフェイ/上写真・手前)/楊博軒(ヤン・ポーシュァン)が第1ゲームを23-21で先制。勢いを緩めず、第2ゲームも接戦を振り切った台湾ペアが21-18で勝利。デンマークを3-1で破った台湾が、トマス杯で初のベスト4進出を決めた。
もう一つの準々決勝、インドネシアと韓国の勝負は、インドネシアが3-1で勝利。第1シングルスをインドネシアのアンソニー・S・ギンティン、第1ダブルスを韓国の徐承宰/カン・ミンヒュクがそれぞれ白星を獲得。後半勝負になると、第2シングルスはインドネシアのジョナタン・クリスティ(上写真)がファイナルゲーム10本で制し、第2ダブルスもアルフィアンとマーティンの変則ペアが12本、13本で快勝。3-1で勝利したインドネシアが、準決勝へ駒を進めた。
3日の結果により、4日の準決勝は中国とマレーシア、インドネシアと台湾が決勝をかけて激突する。
準々決勝(5月3日)
台湾(B組2位)3−1デンマーク(D組1位)
MS1 周天成②〔21−19、14−21、21−19〕1●ビクター・アクセルセン68分
MD1 王齊麟/李洋②〔21−14、21−15〕0●アストルップ/ラスムセン37分
MS2 林俊易●1〔21−14、10−21、14−21〕②アンダース・アントンセン72分
MD2 李哲輝/楊博軒②〔23−21、21−18〕0●ケアー/ソガード41分
インドネシア(C組1位)3−1 韓国(A組2位)
MS1 アンソニー・S・ギンティン②〔14−21、21−16、21−16〕1●全奕陳75分
MD1 マウラナ/フィクリ●0〔15−21、12−21〕②徐承宰/カン・ミンヒュク37分
MS2 ジョナタン・クリスティ②〔17−21、21−17、21−10〕1●チョ・ギョンヨプ71分
MD2 アルフィアン/マーティン②〔21−12、21−13〕0●金ワンホ/キ・ドンジュ
▼準決勝(5月4日)
中国 – マレーシア
インドネシア – 台湾
4月29日/3日目
4月28日/2日目
4月27日/初日
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文/バドミントン・マガジン編集部
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