4月12日にアジア選手権(中国・寧波)4日目が開催され、各種目の準々決勝が行なわれた。ここでは、試合を戦った日本選手のコメントを紹介する。
【結果】
【選手コメント】
松本麻佑(左)/永原和可那
女子ダブルス準々決勝:李紹希/ペク・ハナ(韓国)に0-2で敗戦。
――試合を振り返って
永原 1ゲーム目の出だし(0-6)から、いいパフォーマンスができず、自分たちのミスで相手に点数をあげてしまったのは課題です。相手に決められて点数を取られるのは仕方ない。でも、自分たちの簡単なミスが続いて、2ゲーム目もそれで逆転されました。
松本 1ゲーム目は気持ちが入りにくかったです。2ゲーム目は、気持ちを切り替えたことでパフォーマンスが戻ってきましたが、相手もよかった。相手のレシーブに対するアタックで、最後の最後でミスが出ました。ラリーに持っていくまではよかったと思いますが、もっと決めきれた部分があったという印象です。
――ミスをなくすためには?
松本 精度を上げるのは練習でやること。試合では、まずは入れて、次の球をねらうのが重要です。ミスが続くと気持ちが乗ってこない。まずは、相手コートに入れて、準備を早めることを意識するだけでも、少し変わってくると思います。
永原 今日は、全体的に動きがあまりよくなかった。シャトルに足が届いていなくて、いい体勢ではないのに、無理にいき過ぎて、球が浮いたり、ミスをしたりという形につながっていました。体のバランスがよくない時でも、ミスをしないように入れていけるようにしたいです。
――今大会で得られた成果と課題
永原 初戦は自分たちのいいパフォーマンスができましたが、そこからパフォーマンスが落ちてしまいました。フィジカルの部分で、体のキレがなかった。今後修正しないといけないかなと思います。初戦がよかった分、今日、いい試合をできなくて悔しい。いい試合を継続できるように、しっかり体づくりをしていきたいです。
松本 初戦の相手が決まった時から、そこに重きを置いて練習してきた。あの相手には勝ちたいという気持ちがあったので、そこは全力を出せてよかったのですが、その後が、自分たちの正常のパフォーマンスに戻す、リカバリーをもっと早くできれば、もう少しいいパフォーマンスが最初からできたと思います。(決勝を含めて)5試合、しっかり最後まで戦える、ファイナルゲームをやっても戦える、というフィジカルを身につけられたらなと思っています。
――今日の韓国ペアに勝つためには?
永原 相手はレシーブがすごく強い。自分たちが攻撃でバリエーションを持ちながら、相手のレシーブを揺さぶっている時は、攻撃で点数が取れている。でも、今日は攻撃の形が単調でした。今後は、そこを意識してやりたい。
松本 我慢強く攻める、我慢強く守るというイメージ。あとは、前への入りを早くすることを意識していますが、今日は疲れがあって、出足が遅れて、逆を突かれました。今日は、1ゲームから相手が積極的に前に出てきて、スピードを上げている部分があり、今までと違う部分もありました。そこで対応が遅れてしまった。次に対戦する時は、自分たち主導でスピードを上げられるようにしていきたいです。
――次戦は、団体戦のユーバー杯
永原 今日の試合を見ても、中国勢が本当に強い。いつもなら競っているところも、スコーンと勝って、すごいなと感じています。ユーバー杯も中国開催。多分、もっと気合いが入ると思う。日本は、今試合をやっている奈良岡くん以外は、みんな負けてしまった。流れが悪いので、ここで日本として上位にいけるように、チーム一丸で頑張りたいです。
松本 ユーバー杯が終わると、少し期間が空く。団体戦でも個人戦でも、相手に関わらず、自分たちのプレーの継続することを意識しながらやりたいと思います。
取材・写真
平野貴也
構成
バドミントン・マガジン編集部
【選手コメント】
3日目/4月11日
2日目/4月10日
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