4月12日にアジア選手権(中国・寧波)4日目が開催され、各種目の準々決勝が行なわれた。ここでは、試合を戦った日本選手のコメントを紹介する。
【結果】
【選手コメント】
山口茜
女子シングルス準々決勝:韓悦(中国)に0-2で敗戦。
――試合を振り返って
全体を通して、相手に主導権を握られていいようにやられました。相手に押されてしっかり打ち返すことができず、自分が(コート外に)出すミスというより、甘くて、コントロールできていませんでした。
――2ゲーム目、試合のペースは悪くないように見えた
自分のコントロールが全然。想定外の球が飛んでしまうので、次の球をうまく準備できずに決められてしまいました。相手がカウンターを仕掛けるパターンが多くて、自分が思っている戦術が機能しませんでした。第2ゲームは、基本的には大きく展開してみようと思いましたが、今日は相手も我慢してミスをしてくれませんでした。どうやって、優位な展開に持っていけばいいのかなと思っていました。
――過去の対戦では勝ち越していたが、相手に変化があったか?
相手選手も五輪レースで(出場権争いが)ギリギリの試合なので、いつもより積極的に強気に攻めてきた部分は、スタートからあったと思います。スタートから相手にペースを持っていかれて、落ち着いて流れをつかむ前に、試合が終わってしまったという感じです。
――全英オープンで負傷し、先週から練習を再開。動きの感覚は?
動き自体は悪くなかったと思いますが、今回はそんなに内容の濃い試合はできなかった。あまり評価はしていないです。
――五輪レースが終了。1年を振り返って
そんなに気にせずやれたのかなと思います。途中でケガがあったことが、これまでとは違いましたが。
――次の大会に向けて強化、調整したい部分
今回みたいにシャトルが重くて、ショットが決まりづらい環境で、戦術をうまくできなかった。うまくコントロールできない時に、どうするか。足(フットワーク)でカバーするのか、ほかの対処をするのかは、考えたいと思います。
――大会の収穫を探すのは難しい?
そんなにネガティブになるような結果や、プレーだったわけではない。そこはよかったと思いますけど、これが課題だなというものが見えてくるところまで試合ができなかった。これからの練習で何を求めるかは、もう1回考えないといけないかなと思います。
――ユーバー杯について
他の選手がどういう考えかわかりませんが、目の前の一つひとつを頑張れたらといいう感じです。そこでどういうプレーができるか。どういう気持ちで戦えるか。あまりネガティブにならず、楽しみな感じでやれたらいいのかなと思います。
取材・写真
平野貴也
構成
バドミントン・マガジン編集部
【選手コメント】
3日目/4月11日
2日目/4月10日
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