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【アジア選手権2024】「来た球を相手のコートに絶対に返すという、がむしゃらさだけで戦った」(大堀彩)<3日目/選手コメント-6>

4月11日にアジア選手権(中国・寧波)3日目が開催され、各種目の2回戦が行なわれた。ここでは、試合を戦った日本選手のコメントを紹介する。

【選手コメント】

3日目/4月11日

奈良岡功大

山口茜

渡辺勇大&東野有紗

金子祐樹&松友美佐紀

櫻本絢子&宮浦玲奈

大堀彩

女子シングルス2回戦:戴資穎(台湾)2-0で勝利

——試合を振り返って

今日は今日で、いつもとは違う試合展開。勝ち負けを考えていなくて、来た球を相手のコートに絶対に返すという、がむしゃらさだけを持って戦いました。

——強敵相手にねばり勝ち

正直、五輪レースの最終戦で、体も限界に近づいている感じがします。自分の中でも、コンディションを維持するので精いっぱい。上げていくことはできていない状態です。でも、そこを乗り越えた先に何かいいことがあるかなと。やってみないとわからないので、最後までねばって、ねばって、それでダメなら仕方がないと思って、それくらい楽な気持ちでやれたのがよかったと思います。

——体はきつくても、精神はいいコンディションだった?

その通りだと思います。体がボロボロになってきているのを、自分で感じている。でも、このまま終わってしまってはもったいない。レースの最後を戦い抜くと決めて(現地に)入ってきたので「体がきつかったです」で終わるのは、自分で許せなかった。そこをカバーするために、メンタルが生きた。戦術を考えて球回しをする体力は、今日は残っていない。もう考えずに、ただ、がむしゃらにやっただけでした。

——その状態で戴資穎に勝つことができた

そこは大きな成長だと思います。私も前半は思うように動けなかっけど、相手にも何かコンディションで悪いところは、抱えていたと思います。今は、そのとき、そのときで誰が勝つかわからない。今日は、体がきついなりにメンタルでカバーしきれた。体より気持ちが大事だと、あらためて感じました。

——ビッグネームを破る試合が続いている

去年の秋からパフォーマンスが上がってきた。でも、今までやってきたことは、大きくは変えていません。ずっと続けてきたことが、開花してくれたのかなという感じです。

(そのきっかけは)今までの自分に一番足りなかった泥臭さなのかなと思う。今までは練習しても、試合になるとメンタルで崩れて負けることが多かった。でも、レースは試合が多くて、試合を重ねる中で自分が成長した。大会数が多過ぎて、正直、本当にどこまでもつのかという思いでやっていましたけど、でも大会数の多さが自分を成長させてくれたと、プラスに考えれば言えるのかなと思います。

【選手コメント】

2日目/4月10日

仁平菜月

渡邉航貴 /  金子祐樹/松友美佐紀

山下恭平&篠谷菜留 / 奈良岡功大

山口茜 / 渡辺勇大&東野有紗

保木卓朗&小林優吾 / 三橋健也&岡村洋輝

西本拳太 / 古賀輝&齋藤太一

大堀彩 / 緑川大輝&齋藤夏

志田千陽&松山奈未 / 奥原希望

初日/4月9日
保木卓朗&小林優吾 / 奥原希望

取材・写真
平野貴也

構成
バドミントン・マガジン編集部

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