4月9日にアジア選手権(中国・寧波)が開幕。大会2日目が行なわれた4月10日は、各種目の本戦1回戦が実施され、日本代表も登場した。ここでは、試合を戦った選手のコメントを紹介する。
【選手コメント】
2日目/4月10日
初日/4月9日
保木卓朗&小林優吾
奈良岡功大
男子シングルス1回戦:伍家朗(香港)に2-0で勝利
――試合の感想を
2週連続で1回戦敗退が続いていたので、ちょっと不安でしたけど、その中で勝つことができてよかったです。
――フランスオープンの前に腰を痛めたと言っていたが、状態は?
まだ完璧じゃないですけど、これぐらいはできるかなという状態です。
――不安もある中で、どう戦おうとした?
最初、試合にゆっくりと入ってしまって、0-3のスタートで、これじゃダメだなと思って、スピードを上げられればと思ったので、それがうまくできてよかったです。最近は、組み合わせが厳しいことが多いですけど、その中で勝てれば自信になるので、やっぱり、勝ちたい思いが強かったです。
――長時間の試合が多いため、時短の戦い方にトライしていると聞いたが?
長い試合ばかりをやっていると、疲れてしまうので、できれば、早く終わりたいです。相手を先に動かすようなラリーや、自分は動かないでプレーすることを意識しています。昨年11月に中国マスターズで優勝したときから、このままではきついと感じて。昨年12月くらいから、いろいろと試してきて、やっと少し形になってきたかなという感じです。まだまだ、ですけど。
――4月からNTT東日本に所属が変わりましたが、コーチであるお父さんと一緒に戦っていくことは変わらない?
そうですね。今まで通り、何も変わらずにやります。たくさんのサポートを受けて、試合に集中できる環境ができたと感じています。
――五輪レースは、この大会で一区切り
ここで気持ちを切らしてしまうと、すぐに負けてしまうと思うので、五輪までしっかり頑張りたいです。五輪に向けて、シードをねらっていく上でもポイントの大きい大事な大会。もちろん、出場権を得て気持ち的に楽になった部分はありますけど、ここからが本番。通過点だと思わないとダメ。ただ、シードばかり考えてもダメだし、やっぱり、目の前の試合を一つひとつ、全力でやりたいです。
――明日以降に向けて
まず、一戦一戦を全力でやることが大事だと思っています。今日もそうでしたけど、明日も勝ったことがない相手。ほかにも、まだ勝ったことのない選手が結構いるので、どこかで勝ちたいと思っています。
取材・写真
平野貴也
構成
バドミントン・マガジン編集部
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