【アジア選手権2024】「最後はどんな結果であれ、笑って終われるようにと思ってやってきた」(大堀彩)<2日目/選手コメント-4>

4月9日にアジア選手権(中国・寧波)が開幕。大会2日目が行なわれた4月10日は、各種目の本戦1回戦が実施され、日本代表選手も登場した。ここでは、試合を戦った選手のコメントを紹介する。

【選手コメント】

2日目/4月10日

緑川大輝&齋藤夏

志田千陽&松山奈未

奥原希望

初日/4月9日
保木卓朗&小林優吾

奥原希望

大堀彩

女子シングルス1回戦:グエン・トゥイリン(ベトナム)に2-0で勝利

――試合を振り返って

五輪レースの最終戦なので、しっかり準備はしてきたつもりです。相手も準備してきたと思うので、いろいろな警戒心を忘れずにできたことが、今日の勝因かなと思います。

――五輪レース最終戦の緊張がある中、落ち着いていた

レース最後の試合ですが、ここまで1年間を戦ってきて、大きく成長した感じています。どんな結果であれ“やりきった”と後悔なく終わることをレースの1番大きな目標にしていました。最後の大会を、硬くなって自分のプレーができないというのが、一番やりたくなかったので、今日の初戦は、自分自身を落ち着かせてできていたかなと思います。

――五輪出場の道がハッキリ見えてきた

長かったようで、あっという間のレースでした。泣くことも笑うことも本当にたくさんあった、喜怒哀楽の激しい1年間でしたけど、最後はどんな結果であれ、笑って終われるようにと思ってやってきました。

――奥原希望選手が敗れたことで、五輪レースの日本勢2番手は確定。17位以下に落ちる可能性もなくなった

なんとなくは把握していますが、(ポイントや条件などを)ハッキリ見てしまうと、自分にプレッシャーをかけてしまうと思っていたので、まだ(五輪出場権獲得の)実感がありません。とりあえず今は、この大会、レースの最後をしっかり終わらせることを考えています。また、次はユーバー杯もあって試合が続くので、五輪のことは、この大会が終わってから考えたいと思います。

――大堀選手にとって、五輪はどんな舞台か

本当に夢の舞台。自分の中で、まだまだ遠い存在だと、今は思っています。

――1年を戦って、大きく成長できたと話していた。昨年のアジア大会(銅メダル)から、プレーに自信を感じるようになったのでは?

アジア大会は、自分を変える大きなきっかけになった大会でした。あの時はシード選手を2人破ってメダルを獲得できたけど、これは本当に実力なのかどうか半信半疑でした。その後に少しずつ、以前より充実した試合ができるようになったので、あれは、たまたまではなかったと思えるようになりました。

――五輪レースを、最後まで奥原選手と争ったことについて

国内には奥原さんのような先輩がいたり、(山口)茜ちゃんがいたりと、メンタル面や練習の姿勢などで見習うべきことの多い存在がいる。それが自分自身を奮い立たせてくれました。すごく大きい存在だと、あらためて思います。

――今日もお父さんの均さんがコーチ席に座っていた

自分自身にとって一番の理解者。本当に小さい頃から、基礎からしっかりと教えてもらったので、今の自分があると思っています。競技をスタートしてから今まで、しっかりと付き添ってくれている。みんなができることではないと思っているので、感謝しています。

――明日以降も続く今大会の意気込み

悔いなく、やりきったと、笑って終われることが大事。どんな結果でも、勝ち負けに関係なく、100パーセントの力を出し切って、このレースを終えられたらと思います。

取材・写真
平野貴也

構成
バドミントン・マガジン編集部

Amazon

楽天ブックス

スポーツクリック

定期購読(定期割)

ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)

投稿日:2024/04/10
■関連キーワード

                              

人気記事ランキング

閉じる