【高校選抜2024】激戦を制して頂点を極めるのは?<男子団体展望>

1、2年生の新チームで挑む『全国高校選抜大会』が、3月25日から28日まで滋賀ダイハツアリーナとYMITアリーナ(くさつシティアリーナ)で開催される。52回目となる今回の団体戦には、男女計100校が出場。各都道府県代表による熾烈な戦いを制するのはどこか?

ここでは、高校選抜直前企画として、バドミントン・マガジン3月号で掲載されている展望記事をバド×スピ!に特別公開。男子団体の展望を紹介する。

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ふたば未来、埼玉栄、東大阪大柏原、聖ウルスラなどが優勝争いを牽引

昨年のインターハイ(写真)で栄冠に輝いた、ふたば未来学園。夏春連覇をめざして、勢いよく選抜の舞台に臨む

優勝争いの中心となるのが、第1シードのふたば未来学園(福島)だ。昨年のインターハイ優勝には、エースダブルスの松川健大/中静悠斗など2年生メンバーも貢献していて、夏を勝ち抜いた経験は今大会でも生かされるだろう。シングルスエースは1年生の川野寿真だが、松川と中静もシングルス全国上位の実績を持つ。「まとまりがあり、選手それぞれが勝負に懸ける思いを強く持っている」と本多裕樹監督。春の頂点に向けて隙は見当たらない。

ふたば未来学園の大黒柱・松川健大(左)/中静悠斗
1年生でシングルスのエースを担う、ふたば未来学園の川野寿真

順当にいけば、ふたば未来と準決勝で戦う埼玉栄(埼玉)も、「すべての試合を全力で戦い、全国優勝めざして頑張ります」(大屋貴司監督)と、優勝を視野に入れる。特に、三浦大地/稲川蓮二郎などを擁するダブルス陣は盤石。ふたば未来とのライバル対決を制して決勝進出を果たし、2年連続の選抜優勝なるかに注目だ。

三浦大地(左)/稲川蓮二郎は、選抜2連覇をめざす埼玉栄の頼もしいエースペア

反対のヤマには、インターハイ準優勝の東大阪大柏原(大阪)と、同3位の聖ウルスラ学院英智(宮城)が入った。東大阪大柏原は、近畿大会の団体で準優勝に終わったものの、個人戦は単複の第1、2代表を独占した。層の厚さを生かしたチーム力で優勝をめざす。一方、聖ウルスラは、東北大会では3位と苦戦しただけに、本番までにチームの総合力をアップして挑みたいところだ。

これらの上位校に、全日本ジュニア単2位の山田琉碧を擁する福井工大附福井(福井)や、昨年の選抜とインターハイでともに8強入りした八代東(熊本)と長野商(長野)、九州1位の瓊浦(長崎)などが加わり、優勝争いが繰り広げられるだろう。

全50校による熾烈なバトル。春の頂点に立つのは果たして--。

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第52回全国高校選抜大会

◆競技日程

3月25日(月)9:30~ 団体戦(1~3回戦)

3月26日(火)9:30~ 団体戦(準々決勝~決勝)

3月27日(水)9:30~ 個人戦・ダブルス(1回戦~準々決勝)、個人戦・シングルス(1~2回戦)

3月28日(木)9:30~ 個人戦・ダブルス(準決勝~決勝)、個人戦・シングルス(準々決勝~決勝)

 

文/吉井信行

構成/バドミントン・マガジン編集部(本稿はバド×スピ!に掲載するにあたり、一部加筆・修正をしています)

写真/BBM

投稿日:2024/03/22
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