3月14日に開催されたBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、試合を終えた選手たちのコメントを紹介する。
【コメント】
2日目(3月13日)
初日(3月12日)
山口茜
女子シングルス2回戦:タイのポンパウィ・チョチュウォンに2-1で勝利
――タフなゲームだった
山口 とりあえず、勝ちにつなげられてホッとしてますが、もう少しうまくやれたかなっていうところもあります。
――2ゲーム目はミスが多かった
山口 1ゲーム目の中盤に、相手の得意な低い展開になってしまい、それで点数を取られていました。低い展開だと相手に先手を取られるので、(2ゲーム目は)ゆっくり、大きい展開でやろうと思った時に、自分の動きのスピードが少し落ちてしまった。それで手先だけのコントロールになり、うまくコントロールできず、ミスが増えてしまった感じです。
――最終ゲーム後半、一度先行されてしまったがそこから逆転
山口 2ゲーム目があんな点数で(9-21)、自分がうまくできてない感じがあったり、相手も最後のエンドの方がいいイメージを持ってやれてたのかなとは思っていました。ただ、自分が途中までリードを保てていたのは、我慢できていたところ。一旦リードされたことで、自分としては開き直ってやれた部分がありました。
――1、2回戦で強い相手を下した手応えをもちながら、準々決勝に臨める
山口 1月(マレーシアOP&インドOP)は、勝ちきれるところまで全然いかなかったので、勝ちきれるという部分は、よくなっていると思います。試合数や経験値は、勝たないと積み重ねていけない。今日みたいに内容があまりよくない中でも勝ちにつなげていけたら、もっともっとよくなっていくかなと思います。
渡邉航貴
男子シングルス2回戦:フランスのトマ・ジュニア・ポポフに2-0のストレート勝ち
――試合を振り返って
渡邉 2ゲーム目は危ない展開だったので(20-15から20-21に逆転される)、それをファイナルゲームにいかないように抑えられたのはよかったと思います。
――2ゲーム目は勝ち急いでしまったか?
渡邉 勝ち急いだというか、逆に攻めなさすぎました。決めにいこうというよりも、相手にミスさせようとしすぎて、消極的なプレーになってしまった。相手は身長が大きいですし、こちらが引けば引くほど攻撃してくる。まさか20−15から20-21になると自分でも思っていなかったです。
ファイナルゲームにいく気持ちはありました。でも、とりあえず1点をしのげればと思って21オールになった時、攻撃のプレーに転換して(勝てた)。本当に2ゲームで抑えれたのはよかったです。
――ベスト8に進出できた
渡邉 上にいけるチャンスはまだまだある。いまシード選手が負けたり、若い選手が勝ってきているので、誰が勝ってもおかしくない状況だと思います。チャンスがすごいあると感じているので、明日も勝ちたいっす。
――2試合の中で感じた手応えやコンディションなどは?
渡邉 コンディションはいいんですけど、プレーの質はあまりよくなくて。いつもより動けていない感じが、自分の中にあります。その中で試行錯誤して、動けないならどういうプレーをしようという感じなので、手応え的には今のところあまりないです。とりあえず勝ってよかったっていう感じです。
【結果】
ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)
構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO、Getty Images