3月14日にBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢は5種目すべてに登場。ライバルたちとの熱戦を繰り広げている。
男子シングルスは、西本拳太と渡邉航貴(上写真)が2回戦を戦い、渡邉が準々決勝に進出した。フランスのトマ・ジュニア・ポポフとの勝負に挑んだ渡邉は、第1ゲームを18本で制すと、第2ゲームも15−8とリード。後半は相手に差を詰められて20オールとなったが、最後は渡邉が23−21で振り切って勝利。ベスト8入りを決めた。西本はアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)に18本、19本で敗れている。
女子ダブルスは、4ペアが2回戦に登場。櫻本絢子/宮浦玲奈(上写真・右)はインドネシアのラハユ/ラマダンティと激突。第1ゲームを14-21で失った櫻本/宮浦だが、第2ゲームを21-10、最終ゲームも21-16で制し、2回戦を突破した。志田千陽/松山奈未は、アメリカペアを7本、5本に抑えて快勝。25分の速攻劇で相手ペアを退けた。福島由紀/廣田彩花は、オーストラリアペアと86分の激戦を演じ、ファイナルゲーム19本で勝利。準々決勝へと駒を進めた。中西貴映/岩永鈴は韓国ペアに0-2で敗れている。
女子シングルスの山口茜は、タイのポンパウィ・チョチュウォンに2-1で勝利。混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、香港の2番手ペアを2-0のストレートで退けた。男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は、三橋健也/岡村洋輝との日本ペア対決を制し準々決勝へ。古賀輝/齋藤太一はインドネシアのアルディアント/アルフィアンとの熱戦に敗れ、2回戦敗退となった。
3月14日(2回戦)の結果、3月15日(準々決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(3月14日)
西本拳太●0〔18−21、19−21〕②アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
渡邉航貴②〔21−18、23−21〕0●トマ・ジュニア・ポポフ(フランス)50分
▼準々決勝(3月15日)
ビクター・アクセルセン(デンマーク) − アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
渡邉航貴 – クリスト・ポポフ(フランス)
リー・ジジャ(マレーシア) − ラクシャ・セン(インド)
ジョナタン・クリスティ(インドネシア) − 石宇奇(中国)
【女子シングルス】
▼2回戦(3月14日)
山口茜②〔21−17、9−21、21−19〕1●ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)60分
▼準々決勝(3月15日)
アン・セヨン(韓国) − 韓悦(中国)
山口茜 – グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
戴資穎(台湾) − 何冰嬌(中国)
キャロリーナ・マリーン(スペイン) − 陳雨菲(中国)
【男子ダブルス】
▼2回戦(3月14日)
保木卓朗/小林優吾②〔21−18、21−12〕0●三橋健也/岡村洋輝36分
古賀輝/齋藤太一●1〔21−18、17−21、18−21〕②アルディアント/アルフィアン(インドネシア)72分
▼準々決勝(3月15日)
マウラナ/フィクリ(インドネシア) − A・チア/ソーWY(マレーシア)
スパク/キッティヌポン(タイ) − 李哲輝/楊博軒(台湾)
保木卓朗/小林優吾 – 何濟庭/任翔宇(中国)
アルディアント/アルフィアン(インドネシア) − 王齊麟/李洋(台湾)
【女子ダブルス】
▼2回戦(3月14日)
櫻本絢子/宮浦玲奈②〔14−21、21−10、21−16〕1●ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)60分
志田千陽/松山奈未②〔21−7、21−5〕0●カオホック/ラム(アメリカ)25分
福島由紀/廣田彩花②〔21−17、19−21、21−19〕1●マパサ/ユ(オーストラリア)
中西貴映/岩永鈴●0〔16−21、14−21〕②李紹希/ベク・ハナ(韓国)48分
▼準々決勝(3月15日)
櫻本絢子/宮浦玲奈 – タン/ティナー(マレーシア)
志田千陽/松山奈未 – ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)
鄭雨/張殊賢(中国) − 金昭英/孔熙容(韓国)
福島由紀/廣田彩花 – 李紹希/ベク・ハナ(韓国)
【混合ダブルス】
▼2回戦(3月14日)
渡辺勇大/東野有紗②〔21−19、21−12〕0●李晉熙/吳芷柔(香港)36分
▼準々決勝(3月15日)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − フェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア)
馮彦哲/黄東萍(中国) − 鄧俊文/謝影雪(香港)
タベリング/ピキ(オランダ) − 葉宏蔚/李佳馨(台湾)
渡辺勇大/東野有紗 – 金ワンホ/鄭ナウン(韓国)
【選手コメント】
2日目(3月13日)
初日(3月12日)
ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)
構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO、Getty Images