3月12日にBWFワールドツアー・全英オープン（バーミンガム・Super1000）が開幕した。ここでは、13日に行なわれた大会2日目（1回戦）を戦った選手のコメントを紹介する。
【コメント】
初日（3月12日）
山口茜
女子シングルス1回戦：中国の張藝曼（ツァン・イーマン）に2-0で勝利
――競る場面もあった中で勝利
山口 決して弱い選手ではないので、点数的に競ったのは仕方がないと思います。自分の全体的なパフォーマンスは悪くなかったけど、少し集中しきれないところはありました。明日以降は、もうちょっと頑張りたいなと思います。
――フランスOPでは決勝に進出し準優勝だった
山口 正直、決勝までいけるとは思ってなかったです。パフォーマンスも含めて、すごくいい経験になりました。特に準決勝（陳雨菲）、決勝（アン・セヨン）はレベルが高い相手。その相手と2試合できたというのが、勝敗に関わらず、これからもう1回自分が成長しなきゃいけないなと思うくらい、いろいろ学べました。だから、あそこで試合ができたということに、価値があったと思います。
――足の状態は戻ってきている？
山口 戻って……うーん、難しいですね。すごくよかった時に比べると、まだ劣る部分はあると思います。今から（以前の状態に）戻すというよりは、今のトップの選手に合わせるだったりとか、越えるというところでやらなきゃいけないことがたくさんあるかなと思います。
奥原希望
女子シングルス1回戦：台湾の戴資穎（タイ・ツーイン）に0-2で敗戦
−−―試合を終えて
奥原 強いですね。何もできなかったです。体にエラーが出てしまった部分もあったので、体のコンディションが整わないと世界トップの選手には太刀打ちできないなと感じました。
――フランスOPに続き1回戦敗退
奥原 今の私の実力はここまでだと思ってます。ただ、そこで落ち込んでも仕方がない。まだチャンスがあるのは、これまでの自分の頑張りがあってこそだと思うので、そのチャンス、頑張りを無駄にしないようにしたい。今できることをなんとか。そんなに何かを大きく変えることはできないですけど、今できることを、小さいことでもコツコツやるしかないと思ってます。
大堀彩
女子シングルス1回戦：中国の王祉怡（ワン・ジーイ）に0-2で敗戦
大堀 自分から攻める展開をイメージしましたが、やっていることは自分の中では正しかったと思います。ただ、そこで（ミスを）出してしまったのが、うまく点数を取れなかったことにつながってしまった。今日の相手の場合は、ラリー、ラリーの（戦い方）だけだと、相手の方が上回ってる。勝負できるところで勝負しようと思いましたが、そこでミスが出てしまったのが大きな敗因だと思います。
（ミスが出た要因は）やっぱり、すごい勝ちたいという気持ちがあって、そういう気持ちは相手もあるとは思うけど、私のほうが（攻め）急ぐことにつながってしまいました。いい時は、自分が勝つイメージは特にない中で試合に入ってることが多い。一本一本を積み重ねて、その結果が勝ちちつながったりする。いい時は、決め急いだりしない。今日の場合、勝負するという覚悟みたいなものはあったけど、それがマイナスに働いてしまったと思います。
【結果】
ベースボール・マガジン社 販売部
（0120‐911‐410）
構成／バドミントン・マガジン編集部
写真／BADMINTONPHOTO、Getty Images