3月12日にBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)が開幕した。ワールドツアーの中でも格付けが高いS1000の大会だけに、上位に進出すれば世界ランキングの高ポイント獲得が期待できる。五輪レースを戦う選手たちにとっては一つでも勝ち上がり、ランクアップへのチャンスをつかみとりたいところだ。大会初日は各種目の1回戦が行なわれ、日本勢も出場。白星をつかみ、2回戦に進出している。
女子ダブルスは、前週のフランスOP(S750)でベスト4に入った松本麻佑/永原和可那と、櫻本絢子(上写真・右)/宮浦玲奈との日本ペア対決。ここで勝って五輪レースを優位に進めたい松本/永原だったが、第1ゲームは櫻本/宮浦が15本で先制。続く第2ゲームは松本/永原が奪い返すも、最終ゲームは主導権を先に握った櫻本/宮浦が、積極的に攻撃を仕掛けて17-9。後半に松本/永原も差を詰めたが、追いつくことはできず。櫻本/宮浦が21-15で制し、2回戦進出を決めた。
男子シングルスは、西本拳太(上写真)と渡邉航貴が初日の1回戦に登場。西本はカナダのブライアン・ヤンに2-0で快勝。相手の攻撃を抑えながら自身の強打でポイントをつかみ、35分で決着をつけた。渡邉も台湾の3番手、王子維(ワン・ツーウェイ)を14本、13本で退けて2回戦へ。混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏は、デンマークのクリスチャンセン/ボエに、第1ゲームこそ24-22の接戦をモノにしたが、後半は相手にペースを握られ逆転負け。初戦突破はならなかった。
3月12日(1回戦)の結果、3月13日(残りの1回戦)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(3月12日)
西本拳太②〔21−13、21−4〕0●ブライアン・ヤン(カナダ)35分
渡邉航貴②〔21−14、21−13〕0●王子維(台湾)47分
▼1回戦(3月13日)
奈良岡功大 – リー・ジジャ(マレーシア)
常山幹太 – アンダース・アントンセン(デンマーク)
【女子ダブルス】
▼1回戦(3月12日)
櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21−15、17−21、21−15〕1●松本麻佑/永原和可那54分
▼1回戦(3月13日)
志田千陽/松山奈未 – ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)
福島由紀/廣田彩花 – トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)
中西貴映/岩永鈴 – R・パンダ/S・パンダ(インド)
【混合ダブルス】
▼1回戦(3月12日)
緑川大輝/齋藤夏●1〔24−22、14−21、14−21〕②クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)66分
▼1回戦(3月13日)
渡辺勇大/東野有紗 – 山下恭平/篠谷菜留
金子祐樹/松友美佐紀 – 李晉熙/吳芷柔(香港)
【女子シングルス】
▼1回戦(3月13日)
山口茜 – 張藝曼(中国)
奥原希望 – 戴資穎(台湾)
大堀彩 − 王祉怡(中国)
【男子ダブルス】
▼1回戦(3月13日)
保木卓朗/小林優吾 – レーン/ベンディ(イングランド)
三橋健也/岡村洋輝 – カラル/メンデレク(チェコ)
古賀輝/齋藤太一 – ティーKW/マンWC(マレーシア)
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO、Getty Images