2月15日に開催されたアジア団体選手権(マレーシア・シャーアラム)3日目は、男女の予選リーグが行なわれた。3チームで構成するグループZにいる日本女子は、リーグ1位をかけて台湾との試合に挑んだ。
【予選リーグ】
初戦のシンガポール戦で白星を手にしている日本女子は、台湾に勝てば1位、負ければ2位で決勝トーナメントする状況。その第1シングルスは、初戦に続いて起用された大堀彩(上写真)が、今回の台湾チームの一番手である許玟琪と対戦した。第1ゲームこそ21−19と競り合った大堀だが、第2ゲームは7連続得点などでリードを奪い、21−14で勝利。続く第1ダブルスの櫻本絢子/宮浦玲奈が2-0で快勝すると、第2シングルスは奥原希望が登場。第1ゲームは台湾の宋碩蕓にリードを許して試合が進んだが、終盤は奥原が追いつき20オール。しかし、この後は相手も意地を見せ、22-24で奥原が第1ゲームを落とした。
第2ゲームは最初から互いにポイントを奪い合う白熱した展開となったが、17-18から4連続ポイントを手にした奥原がファイナルゲームに持ち込む。すると、ファイナルゲームは14オールから一気に7連取した奥原が勝利をつかみ、日本が3連勝でチームの白星が確定した。
第2ダブルスは中西貴映/岩永鈴が18本、13本で制すと、第3シングルスに起用された仁平菜月(上写真)が第1ゲームこそ18本を奪われたが、第2ゲームは8本に抑えて勝利。5−0で制した日本がリーグ2連勝を飾り、1位で決勝トーナメント進出を決めた。
2月15日に行なわれた日本と台湾の対戦結果は以下の通り。
【グループZ】
▼第2戦(2月15日)
日本(2勝)5−0 台湾(1勝1敗)
WS1 大堀彩②〔21−19、21−14〕0●許玟琪41分
WD1 櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21−13、21−12〕0●張淨惠/楊景惇36分
WS2 奥原希望②〔22−24、21−18、21−14〕1●宋碩蕓82分
WD2 中西貴映/岩永鈴②〔21−18、21−13〕0●胡綾芳/林篠閔40分
WS3 仁平菜月②〔21−18、21−8〕0●林思雲37分
女子
【グループW】
中国、インド
【グループX】
インドネシア、香港、カザフスタン
【グループY】
タイ、マレーシア、UAE
【グループZ】
日本、台湾、シンガポール
男子
【グループA】
中国、インド、香港
【グループB】
マレーシア、台湾、カザフスタン、ブルネイ
【グループC】
日本、タイ、シンガポール、ミャンマー
【グループD】
インドネシア、韓国、UAE、サウジアラビア
ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO