【S/Jリーグ2023】北都銀行とヨネックスが勝利!トップ4の切符を獲得!<札幌大会/男女結果>

2月3日、国内トップチームが争うバドミントンS/Jリーグ2023札幌大会(北海道・北ガスアリーナ札幌46)が行なわれた。男女各ブロックともに最終節を戦い、リーグ戦の全試合が終了。最終順位が確定し、トップ4トーナメント進出チームも決定した。ここでは、札幌大会のダイジェストをお伝えする。

【女子ダイジェスト】

ヨネックス、北都銀行、ACT SAIKYOの3チームが3勝1敗で並ぶJブロックの上位争い。北都銀行はACT SAIKYOと、ヨネックスは4連敗中の東海興業との勝負となった。

勝てば2位以内が確定するヨネックスは、第1ダブルスに起用された全日本総合女王ペアの櫻本絢子/宮浦玲奈が、東海興業の肥田木あかり/遠藤心夏に15本、13本で快勝。シングルスはヨネックスの仁平菜月が2-0のストレートでモノにすると、第2ダブルスも日本代表の保原彩夏と髙橋明日香がペアを組み、どちらのゲームも一桁台に抑えて勝利。ヨネックスが3-0で東海興業を下した。

北都銀行とACT SAIKYOの勝負は、第1ダブルスをACT SAIKYOの佐藤灯/田口真彩が勝利。北都銀行の永原和可那/小松ゆいに対し、第1ゲームを19本で切り抜けると、続く第2ゲームも11オールから先に抜け出し2-0で白星をつかんだ。

先制を許し、大きなプレッシャーがかかった北都銀行。しかし、この状況を救ったのがシングルスの舛木さくら。今季の日本代表に選出された舛木は、同じB代表の水津愛美に対して第1ゲームを15本で先制。第2ゲームは水津が21-12で取り返したものの、最終ゲームは舛木が前半11-5と差を広げ、後半もペースを渡さず21-16で勝利。スコアを1-1のタイに戻した。

勝てばトップ4への挑戦権が得られる第2ダブルス。ACT SAIKYOは水津優衣/大澤陽奈で白星をつかみにいくと、北都銀行は松本麻佑と曽根夏姫のペアで逆転勝利をねらう。すると、第1ゲームで主導権を握ったのが松本/曽根。13-7とリードを奪って試合を進めると、そのまま21-16で先制する。第2ゲームに入っても松本/曽根のペースは変わらず。2回の4連続得点などでリードを広げ、最後は21-13に抑えてチームの勝利を手繰り寄せた。この結果、北都銀行がACT SAIKYOに2-1で勝利。ヨネックスと北都銀行が4勝1敗で並ぶと、取得ゲーム率の差で北都銀行が上回り、首位通過が決定。2位はヨネックス、3位はACT SAIKYOの順となった。

▼Jブロック(2月3日)

北都銀行(4勝1敗)2−1 ACT SAIKYO(3勝2敗)

永原和可那/小松ゆい●0〔19−21、18−21〕②佐藤灯/田口真彩

舛木さくら②〔21−15、12−21、21−16〕1●水津愛美

松本麻佑/曽根夏姫②〔21−16、21−13〕0●水津優衣/大澤陽奈

 

ヨネックス(4勝1敗)3−0 東海興業(5敗)

櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21−15、21−13〕0●肥田木あかり/遠藤心夏

仁平菜月②〔21−12、21−10〕0●木林千耀

保原彩夏/髙橋明日香②〔21−9、21−7〕0●園田絵里奈/中山うらら

【男子ダイジェスト】

地元での今季初勝利をねらうコンサドーレは、同じく勝ち星のないトリッキーパンダースと対戦。負ければSブロック最下位が決まる勝負は、第1ダブルスをコンサドーレの本田大樹/辻凌也が先取。トリパンのリャオ・ミンチュン/柴田陽登を18本オールで退けプレッシャーをかける。すると、シングルスもコンサドーレの山澤直貴が奮闘。トリパンの原口翔多との第1ゲームを17本で制すと、続く第2ゲームは20オールの接戦。しかし、最後は山澤が23-21でモノにし、コンサドーレの勝利が確定。第2ダブルスも制したコンサドーレが、地元ファンの前で3-0で快勝し、リーグ最終戦で今季初勝利をつかんだ。

もう一つの試合は、Jブロックの首位争い。ともに4連勝のNTT東日本とジェイテクトが激突した。すでにトップ4進出を決めている2チームの戦いは、NTT東日本が第1ダブルスを先勝。全日本総合準優勝の柴田一樹/山田尚輝が、ジェイテクトの相澤桃李/佐野大輔とのファイナルゲームの接戦を制した。

シングルスは、NTT東日本の田中湧士とジェイテクトの小川翔悟による日本代表対決に。逆転勝利に向けてなんとか白星を手にしたい小川だったが、第1ゲームは田中が5連続ポイントを挙げて21-13で先取。第2ゲームは終盤まで接戦が続いたものの、最後は田中が21-19で振り切って勝利をつかんだ。チームの白星が決まったNTT東日本は、第2ダブルスの遠藤彩斗/武井凜生も2-0で制し、首位争いは総合力の高さを示したNTT東日本に軍配が上がった。

▼Sブロック(2月3日)

コンサドーレ(1勝4敗)3−0 トリッキーパンダース(5敗)

本田大樹/辻凌也②〔21−18、21−18〕0●リャオ・ミンチュン/柴田陽登

山澤直貴②〔21−17、23−21〕0●原口翔多

大越泉/三浦將誓②〔21−18、14−21、21−15〕1●上田竜也/中島巧

▼Jブロック(2月3日)

NTT東日本(5勝)3−0 ジェイテクト(4勝1敗)

柴田一樹/山田尚輝②〔18−21、21−15、21−10〕1●相澤桃李/佐野大輔

田中湧士②〔21−13、21−19〕0●小川翔悟

遠藤彩斗/武井凜生②〔21−11、21−11〕0●野田悠斗/川島直也

 

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文/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2024/02/03

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