『第9回DAIHATSU 日本障がい者バドミントン選手権』が、1月27日、28日の2日間、東京都町田市の町田市立総合体育館で開催された。1月28日は、各クラスのダブルスが行なわれた。
男子ダブルスWH1-2では、東京パラリンピック銅メダルでパリ・パラリンピックでもメダル獲得が期待される村山浩/梶原大暉が強さを発揮。リーグ戦3試合すべてストレート勝利で、3度目の優勝を果たした。
村山のコンディションによりアジアパラ大会、Japanパラバドミントン国際などを欠場しており、ダブルスでのプレーは昨年8月以来、約5カ月ぶりだったというが「今回はシングルス、ダブルスともに楽しむことをテーマにして、久しぶりに大暉と組んで、楽しく試合ができた」と村山。梶原も「ミスもそれほどなく、自分たちが出せるものを出せた」と話し、パリ・パラリンピックに向けて「東京パラリンピックでは銅メダルで悔しい思いをしたので、金メダルを取って喜びたい」(梶原)「めざすところは一つしかない」(村山)と意気込みを語っていた。
ダブルスでもっとも多いエントリー数となった知的障がいID7では、中野林太郎/田中和弥が4連覇を達成した。シングルスでは昨年決勝を争った二人は、今回は準決勝で対戦となり、田中がベスト4、中野が準優勝と頂点に届かなかったが、ダブルスではペアを組んで5年というコンビネーションと、二人の持ち味である攻撃力をいかんなく発揮した。
若い選手たちの活躍について「新しい選手たちが出てきて、参加人数が増えるのはうれしい。その中から強い選手が出てきたら、自分も気が引き締まるし、ID7のバドミントンがもっとおもしろくなるのではないかとワクワクする」と田中は話し、「その中でも田中さんと組んで、連覇を伸ばしたい」と中野は今後の意気込みを力強く口にした。
ID7女子では、シングルスを制した千葉すずが、花澤杏奈とのペアで、リーグ戦全勝。2冠を達成した。「(パートナーの)杏奈ちゃんとは初めて組んで、うまくラリーできてよかった。シングルス2連覇もうれしいです」と千葉。シングルスでは千葉に敗れて準優勝だった花澤は、「ダブルスの決勝は緊張してガチガチだったけど、すずちゃんが声をかけてくれたので、よかった。来年はシングルスでも金メダルをめざして頑張りたいし、ダブルスでは、またすずちゃんと組んで優勝をめざせたら」と今後の目標を話した。
低身長SH6クラスでは、女子と男子が組んだ曽田菜々子/畠山洋平が、男子ペア2組とのリーグ戦を全勝で、初優勝を果たした。畠山は男子シングルスとの2冠。
各クラスの優勝ペアは下記の通り。
【男子ダブルス】
WH1-2 村山浩/梶原大暉
SL3-4 広井拓/末永敏明
SU5+ 太田歩/沼倉昌明
SH6 曽田菜々子/畠山洋平
ID7 中野林太郎/田中和弥
【女子ダブルス】
ID7 千葉すず/花澤杏奈
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/齋藤 豊