1月10日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアOP(クアラルンプール・Super1000)2日目は、各種目の残り1回戦が行なわれた。日本選手は5種目に出場し、男子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの選手が2回戦に勝ち進んでいる。
男子シングルスは奈良岡功大(上写真)、西本拳太、渡邉航貴の3選手が登場。奈良岡はフランスのクリスト・ポポフを相手に、第1ゲームを21-15で先制する。第2ゲームは序盤から点差を広げた奈良岡が、21-7に抑えて2-0のストレート勝ち。2回戦進出を決めた。渡邉はマレーシアのン・ツェヨンとの勝負となったが、第1ゲーム途中に相手が棄権を申し出たため、渡邉が初戦を突破。世界王者・クンラビット・ビティサラン(タイ)との対戦となった西本は、第1ゲームを奪われた後の第2ゲームを、接戦の末に23-21で取り返す。逆転勝ちをねらう西本だったが、ファイナルゲームはクンラビットに振り切られて15-21で敗戦。激戦をモノにできず、初戦で姿を消した。
女子ダブルスはシードの志田千陽/松山奈未が、アメリカペアを2-0で完封して2回戦へ。昨年末の全日本総合優勝を果たした櫻本絢子/宮浦玲奈は、加藤佑奈/廣上瑠依との日本ペア対決を17本、9本に抑えて勝利。混合ダブルスは渡辺勇大/東野有紗と緑川大輝/齋藤夏が、どちらも2-0で快勝して2回戦に駒を進めている。
女子シングルスは、大堀彩、仁平菜月ともにランク上位の選手に敗戦。男子ダブルスの古賀輝/齋藤太一は、元世界王者のセティアワン/アッサン(インドネシア)にストレート負けを喫し、初戦敗退となった。
1月10日(1回戦)の結果と1月11日(2回戦)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(1月10日)
西本拳太●1〔14−21、23−21、15−21〕②クンラビット・ビティサラン(タイ)102分
渡邉航貴○〔12−8、キケン〕●ン・ツェヨン(マレーシア)13分
奈良岡功大②〔21−15、21−7〕0●クリスト・ポポフ(フランス)49分
▼2回戦(1月11日)
奈良岡功大 – ブライアン・ヤン(カナダ)
渡邉航貴 – アンダース・アントンセン(デンマーク)
【女子シングルス】
▼1回戦(1月10日)
仁平菜月●1〔22−20、18−21、14−21〕②グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)74分
大堀彩●0〔18−21、12−21〕②陳雨菲(中国)48分
▼2回戦(1月11日)
山口茜 – カースティ・ギルモア(スコットランド)
【男子ダブルス】
▼1回戦(1月10日)
古賀輝/齋藤太一●0〔18−21、15−21〕②セティアワン/アッサン(インドネシア)
▼2回戦(1月11日)
竹内義憲/松居圭一郎 – 王昶/梁偉鏗(中国)
保木卓朗/小林優吾 – ダン/ホール(スコットランド)
【女子ダブルス】
▼1回戦(1月10日)
櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21−17、21−9〕0●加藤佑奈/廣上瑠依42分
志田千陽/松山奈未②〔21−11、21−9〕0●ラム/カオホック(アメリカ)38分
▼2回戦(1月11日)
中西貴映/岩永鈴 – 金昭英/孔熙容(韓国)
松本麻佑/永原和可那 – ポンナッパ/カラスト(インド)
志田千陽/松山奈未 – 櫻本絢子/宮浦玲奈
【混合ダブルス】
▼1回戦(1月10日)
緑川大輝/齋藤夏②〔21−13、21−13〕0●チウ/ガイ(アメリカ)35分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−13、21−14〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)39分
▼2回戦(1月11日)
山下恭平/篠谷菜留 – 金ワンホ/鄭ナウン(韓国)
緑川大輝/齋藤夏 – チェンTJ/トーEW(マレーシア)
渡辺勇大/東野有紗 – トゥリー/マグランド(デンマーク)
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO