1月10日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアOP(クアラルンプール/Super1000)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢はライバルたちとの戦いに挑み、女子ダブルスと男子シングルスで準決勝に勝ち進んでいる。
結果
女子ダブルスは福島由紀/松本麻佑(上写真・右)、松友美佐紀/志田千陽の2ペアが準々決勝に挑むと、福島/松本がベスト4入り果たした。世界ランク2位の李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナ(韓国)との対戦となった福島/松本は、第1ゲームをリードしながら試合を進め、14本で先制する。第2ゲームは中盤11-14と相手に先行されたが、ここから3連続得点などで逆転に成功。最後は21-18で勝利し、準決勝への切符をつかんだ。
一方、マレーシアOPとインドOP(S750)の2大会限定でペアを組む松友(上写真・右)/志田は、中国の李怡婧(リ・イージン)/羅徐敏(ルオ・シュミン/中国)に0-2のストレート負け。第1ゲームは14オールから抜け出され、第2ゲームも16-17の接戦をモノにできず敗れた。
男子シングルスの奈良岡功大(上写真)は、香港のベテラン、伍家朗(ン・カロン)と対戦。侮れない相手に対して、奈良岡は第1ゲーム21-18、第2ゲームは11オールから点差を引き離して21-15で勝利。1時間の競り合いを制し、準決勝進出を決めた。また、混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏は、地元マレーシアのチェン・タンジェ/トー・イーウェイに0-2のストレート負け。ベスト4入りはならなかった。
1月10日(準々決勝)の結果、1月11日(準決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(1月10日)
石宇奇(中国)②〔21−16、19−21、21−17〕1●周天成(台湾)76分
李詩灃(中国)②〔14−21、21−13、21−7〕1●戚又仁(台湾)65分
奈良岡功大②〔21−18、21−15〕0●伍家朗(香港)
アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔21−15、21−13〕0●クンラビット・ビティサラン(タイ)49分
▼準決勝(1月11日)
石宇奇(中国) − 李詩灃(中国)
奈良岡功大 − アンダース・アントンセン(デンマーク)
【女子シングルス】
▼準々決勝(1月10日)
アン・セヨン(韓国)○〔21−11、キケン〕●ベイウェン・ツァン(アメリカ)16分
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−13、15−21、21−16〕1●プトリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア)68分
王祉怡(中国)②〔22−20、21−16〕0●イェオ・ジャミン(シンガポール)46分
ポルンピチャ・チョウェイキウォン(タイ)②〔18−21、21−13、21−19〕1●韓悦(中国)52分
▼準決勝(1月11日)
アン・セヨン(韓国) − ラチャノック・インタノン(タイ)
王祉怡(中国) − ポルンピチャ・チョウェイキウォン(タイ)
【男子ダブルス】
▼準々決勝(1月10日)
陳柏陽/劉毅(中国)②〔21−17、21−17〕0●レーン/ベンディ(イングランド)43分
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔26−24、21−15〕0●テオEY/オンYS(マレーシア)50分
徐承宰/金ワンホ(韓国)②〔21−11、21−7〕0●李芳任/李芳至(台湾)30分
ティーKW/マンWC(マレーシア)②〔21−15、21−11〕0●T・ポポフ/C・ポポフ(フランス)31分
▼準決勝(1月11日)
陳柏陽/劉毅(中国) − ティーKW/マンWC(マレーシア)
徐承宰/金ワンホ(韓国) − シェティ/ランキレッディ(インド)
【女子ダブルス】
▼準々決勝(1月10日)
譚寧/劉聖書(中国)②〔21−11、21−8〕0●謝沛蓁/洪恩慈(台湾)30分
賈一凡/張殊賢(中国)②〔21−12、21−11〕0●マヤサリ/ラマダンティ(インドネシア)36分
李怡婧/羅徐敏(中国)②〔21−16、21−16〕0●松友美佐紀/志田千陽52分
福島由紀/松本麻佑②〔21−14、21−18〕0●李紹希/ペク・ハナ(韓国)61分
▼準決勝(1月11日)
譚寧/劉聖書(中国) − 賈一凡/張殊賢(中国)
福島由紀/松本麻佑 – 李怡婧/羅徐敏(中国)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(1月10日)
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−19、21−14〕0●楊博軒/胡綾芳(台湾)36分
チェンTJ/トーEW(マレーシア)②〔21−11、21−18〕0●緑川大輝/齋藤夏36分
ゴーSH/ライSJ(マレーシア)②〔21−15、22−20〕0●程星/張馳(中国)47分
デチャポル/スピッサラ(タイ)②〔21−12、14−21、21−7〕1●ジケル/デリュウィ(フランス)54分
▼準決勝(1月11日)
馮彦哲/黄東萍(中国) − チェンTJ/トーEW(マレーシア)
ゴーSH/ライSJ(マレーシア) − デチャポル/スピッサラ(タイ)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO