日本の頂点をかけて争われる第77回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)。大会3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、女子シングルスのダイジェストを紹介する。
【女子シングルス】
女子シングルスはシードの大堀彩(トナミ運輸)、奥原希望(太陽ホールディングス/上写真)、髙橋明日香(ヨネックス)が準々決勝に進出。奥原はBIPROGYの香山未帆に対して12本、10本で圧倒。相手に付け入る隙を与えず、主導権を完全に掌握して快勝した。
大堀は社会人1年目の明地陽菜(再春館製薬所)の挑戦を受ける形となり、第2ゲーム目を奪われファイナル勝負に。「2ゲーム目に相手から攻められて、追い込まれて、精神的にも苦しい場面が続いていた。3ゲーム目の出だしから、また気持ちを入れ直した」と、最終ゲームは12本に抑えてベスト8入りを決めた。
全日本社会人優勝の小西春七(丸杉)と対戦した髙橋は、第1ゲームを21-14に抑えると、続く第2ゲームも8本に抑えて勝利。B代表の仁平菜月(ヨネックス)は、北都銀行の舛木さくらを接戦で下して8 強入り。準々決勝では髙橋と仁平のヨネックス対決となった。
日本B代表の川上紗恵奈(北都銀行)は、水津愛美(ACT SAIKYO)に0-2で敗れ2回戦で敗退。1回戦でB代表の宮崎友花(柳井商工高)を破った吉川天乃(丸杉)も、2回戦で対戦した杉山薫(BIPROGY)に2-0のストレート負けを喫してベスト8入りを逃している。
2回戦の結果は以下の通り。
▼2回戦(12月27日)
古川佳奈(丸杉)②〔21-9、21-11〕0●小方里羽(龍谷大)
杉山薫(BIPROGY)②〔21-14、21-10〕0●吉川天乃(丸杉)
仁平菜月(ヨネックス)②〔24-22、21-15〕0●舛木さくら(北都銀行)
髙橋明日香(ヨネックス)②〔21-14、21-8〕0●小西春七(丸杉)
奥原希望(太陽ホールディングス)②〔21-12、21-10〕0●香山未帆(BIPROGY)
水津愛美(ACT SAIKYO)②〔21-16、21-8〕0●川上紗恵奈(北都銀行)
齋藤栞(ACT SAIKYO)②〔21-12、21-14〕0●栗原あかり(筑波大)
大堀彩(トナミ運輸)②〔21-15、13-21、21-12〕1●明地陽菜(再春館製薬所)
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取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳