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【全日本総合バドミントン2023】奈良岡功大、桃田賢斗は危なげない試合運びでベスト8入り!渡邉航貴は大逆転勝利で2回戦を突破!<男子シングルス/3日目ダイジェスト>

日本の頂点をかけて争われる第77回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)。大会3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、男子シングルスのダイジェストを紹介する。

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【男子シングルス】

男子シングルスはシード選手が順当にベスト8入りを果たした。第1シードの奈良岡功大(上写真)は、高校生でインターハイ個人2冠の沖本優大(埼玉栄高)との対戦を、2-0で勝利。ねばり強く戦う沖本に対し、終始ペースを掌握した奈良岡が15本、16本に抑えて貫禄を示した。

連覇をねらう桃田賢斗(NTT東日本)も、BIPROGYの川本拓真を相手に余裕を持った試合運びで勝利。「先手を取っていくプレーができたと思います」と、第1ゲーム21-7で制すと、第2ゲームも危なげない戦いぶりでベスト8入りを決めている。

初優勝をねらう常山幹太(トナミ運輸)、2回目の総合制覇をねらう田中湧士(NTT東日本)もベスト8に進出。この日最後の試合となった渡邉航貴(BIPROGY)は、日立情報通信エンジニアリングの牧野桂大と大接戦。ファイナルゲーム2-11、5-14と渡邉が大量リードを奪われて、中盤以降は敗戦ムード。しかし、ここから開き直った渡邉がねばり強く返球しながらラリー戦に持ち込むと、決め急ぐ相手のミスも手伝ってじわじわと点差が詰まる。終盤に入ると、今度は渡邉に逆転ムードが漂いはじめ、勢いに乗った渡邉が15-19から6連続得点で21-19。起死回生の逆転勝利を決めた渡邉が、辛くも準々決勝進出を果たした。

このほか、昨年のインカレ王者でもある明治大の宮下怜、ジェイテクトの小川翔悟などがベスト8に進出。初のベスト4入りをかけて、両者は準々決勝で激突する。

2回戦の結果は以下の通り。

▼2回戦(12月27日)

奈良岡功大(FWDグループ)②〔21-15、21-16〕0●沖本優大(埼玉栄高)

高橋洸士(トナミ運輸)②〔23-21、21-15〕0●武井凜生(NTT東日本)

田中湧士(NTT東日本)②〔21-8、18-21、21-12〕1●秦野陸(トナミ運輸)

桃田賢斗(NTT東日本)②〔21-7、21-13〕0●川本拓真(BIPROGY)

常山幹太(トナミ運輸)②〔21-8、21-14〕0●藤原睦月(明治大)

渡邉航貴(BIPROGY)②〔15-21、21-13、21-19〕1●牧野桂大(日立情報通信エンジニアリング)

宮下怜(明治大)②〔21-15、8-21、21-18〕1●五十嵐優(BIPROGY)

小川翔悟(ジェイテクト)②〔21-13、21-16〕0●嶺岸洸(日立情報通信エンジニアリング)

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取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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