日本一を争う「第77回全日本総合バドミントン選手権」が、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで12月25日に開幕した。大会2日目が行なわれた26日は、各種目の1回戦を実施。ここでは注目選手たちのコメントを紹介する。
杉山薫
(BIPROGY)
女子シングルス1回戦:郡司莉子(再春館製薬所)に21−18、21−16で勝利
今大会にかける思いが強くてすごい緊張したし、大事な一戦と思って戦ったのでまず勝てたことはうれしいです。社会人になってから代表に入れていなくて、 若いうちに代表入りするっていうのが一つの目標なので、この大会でしっかり結果を残して、まずはB代表に選ばれるっていう強い気持ちがあります。その中でこの一戦は、すごい大事だったかなって思います。
今大会は、ベスト4に入って準決勝を戦うのが一つの目標 。それとB代表に入るにはベスト8には入らないといけないのかなって思ってるので、そこも目標として頑張っています。
郡司莉子
(再春館製薬所)
――試合を振り返って
練習が全然できていない状態で出場して、万全ではない中で、最近では一番いい動きができたかなと思います。でも、やっぱり(第1Gで18-14と)リードしている時に、勝ちを持ってこれなかったのが、もったいなかったです。試合感覚も戻っていない中、勝負どころのもったいない点もありました。
――長期離脱から戻ったばかりの10月に再びケガ。もっと動けない可能性もあったのでは?
今年は、4月から8月まで(負傷で)休んで、9月は3大会出ましたが、10月にもう一度ケガ。1年の半分がリハビリで、練習はちょっと。全然、試合ができませんでした。最後も万全ではなかったですけど、最後まで試合をやり切れたことは、来年につながるかなと思います。練習に復帰したのは、2週間前です。リハビリは、トレセンでしていたので、一緒にリハビリしていた山口茜選手と一緒に軽く練習もしていました。
――今大会の結果だと、代表入りが難しいかもしれない
パリはちょっと厳しいので、次のオリンピックにつながるように、まずは世界ランキングを上げたいですし、体力や試合の感覚をしっかりと来年から戻して、早く海外で試合に出ていけるようにしていきたいと思います。
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取材・構成/吉井信行、平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳