日本一を争う「第77回全日本総合バドミントン選手権」が、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで12月25日に開幕した。大会2日目が行なわれた26日は、各種目の1回戦を実施。ここでは注目選手たちのコメントを紹介する。
下農走（右）／重田美空
（トナミ運輸／ACT SAIKYO）
混合ダブルス1回戦：武石優斗／武石佳織（JR北海道）に21−14、21−12で勝利
――いい勝ち方で終えた試合を振り返って
下農 調子も悪くなく、足もしっかり動いていた。サービスまわりも今までにないぐらいよい形で入ることができました。まずは、一つ勝てて、ちょっとホッとしている気持ちです。
重田 そんなに緊張することもなく、いい状態で大会に入れたのでよかったと思います。
――国内大会で実績積んで挑む今大会。意気込みは？
下農 まず、最低限の目標であるベスト8に入り、その後は、A代表が何組か待っている形になると思うので、そこに向けての準備もしっかりしてきました。気持ちも体もしっかり準備をしてきたので、自信はあるのかなと思っています。
重田 まずは、しっかりとベスト8に入りたいです。それから、まだA代表のペアとは対戦したことがないので、この1年でどれだけ自分たちが成長できているかを試せたらいいかなと思います。
――ベスト8というのは、代表入りを意識しての目標？
下農 お互いの年齢的に、ベスト8ではちょっと厳しいのかなという思いもあるので、代表に入りたい、A代表を倒さないと入れないというくらいの気持ちで今はやっています。
――今大会に向けた調整で、注力したことは？
重田 サービスまわりで簡単に点数を相手にあげないようにということは、この1年間を通してやってきたことなので、そこは試合でしっかりと出せたらいいと思います。
緑川大輝（左）／齋藤夏
（NTT東日本／ACT SAIKYO）
混合ダブルス1回戦：吉田翼／千葉美采（日本体育大）に21−11、21−11で勝利
緑川 しっかりと点数も抑えて勝つことができましたし、 滑り出しはなかなか好調なのかなと思います。今大会はやっぱり優勝しなくちゃいけない立場なのかなと思います。また、そこに挑戦する気持ちでしっかりいかないといけないなと。大事な大会になると思います。もう優勝しかないのかなと思っていますし、同じA代表の人と当たることになっても、やっぱりしっかり勝っていかなきゃいけないと思います。
齋藤 今日の試合は点数も抑えられましたし。自分たちのサービスまわりでいいところを出せたのかなと思います。今大会は“ワタガシ”ペアがいない中で、自分たちがしっかり優勝できるように頑張りたいと思ってます。課題としては、レシーブ場面もそうですし、やっぱミスの多さとか、ミスがどれだけ減らせるかっていうのが大事になってくると思います。
山下恭平／篠谷菜留
（NTT東日本）
混合ダブルス1回戦：増本康祐（法政大）／清家萌々香（大妻女子大）に21−9、21−17で勝利
――よい勝ち方ができたと思うが、試合を振り返って
山下 出だしから、しっかりと相手についていけたし、途中から引き離すことができたので少し余裕ができました。しっかりとコートを大きく使ってプレーできたのがよかったと思います。
篠谷 私が前であまり質のいい球を打てず、相手の女子選手にプッシュを打たれることが多かったので、修正したいです。2ゲーム目は、アウトにする球も多かったので、明日集中して直せたらいいかなと思います。
――ハードな国際大会の合間だが、どんな目標意識で臨んでいるか
山下 全日本総合は、半端じゃない、すごい大会。優勝をめざしてやっています。
篠谷 去年は決勝で負けて、すごい悔しい思いをしました。簡単に勝てるわけではないし、必ず決勝にいけるわけでもない。一つずつ、しっかり自分たちのプレーをして、勝っていった先で（もう一度）決勝の舞台に立って、自分たちのパフォーマンス以上のものを出して優勝することができたらいいかなと思います。
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取材・構成／吉井信行、平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真／菅原淳
