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【ワールドツアーファイナルズ2023】日本勢は最終戦で白星つかめず。準決勝には志田&松山と渡辺&東野が進出!<3日目結果>

12月15日にBWFワールドツアーファイナルズ(中国・杭州)3日目は、各種目の予選リーグ・第3戦(最終戦)が行なわれた。日本勢は海外のライバルたちと熱戦を繰り広げ、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未と混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗が準決勝に駒を進めている。

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各種目の準決勝進出者が決まる、予選リーグ最終日。この日も日本勢は苦戦が続いた。2連勝でリーグ突破を確定させている女子ダブルスの志田千陽(上写真・手前)/松山奈未は、同じく2勝で準決勝進出を決めた韓国の李紹希/ペク・ハナと対戦。勝てば1位通過となる勝負はファイナルゲームにもつれる展開となったが、最後は韓国ペアが志田/松山の追走を振り切って勝利。志田/松山は2勝1敗でリーグ戦を勝ち抜き、準決勝へと駒を進めた。抽選の結果、準決勝は再び李紹希/ペク・ハナと対戦する。

混合ダブルスの渡辺勇大(上写真・手前)/東野有紗は、中国の馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)との勝負に挑む。グループリーグで1勝1敗の渡辺勇大/東野有紗は、もう1試合の結果によって準決勝が決まる状況。勝って優位に進めたい渡辺/東野だったが、中国ペアを相手に第1ゲームを奪われる展開。第2ゲームは渡辺/東野が21-19の接戦を制したものの、最終ゲームは17本に抑えられて敗戦。1勝2敗となったが、3ペアが1勝2敗で並ぶ混戦となり、取得ゲーム率で渡辺/東野が2位通過を決めた。準決勝は抽選の結果、馮彦哲/黄東萍との再戦が決まった。

男子シングルスの奈良岡功大(上写真)は、石宇奇(シー・ユーチー/中国)と対戦。2連敗の奈良岡は、ここでストレートで勝てばもう1試合の結果次第で準決勝進出の可能性を残していたが、第1ゲームは18-21で先制を許してしまう。第2ゲームは20オールの接戦を23-21で制したが、ファイナルゲームは失速。最後は13-21で敗れ、リーグ3連敗で終えている。

男子ダブルスは保木卓朗/小林優吾が劉雨辰(リュウ・ユチェン)/欧烜屹(オウ・シュァンイ/中国)との勝負に挑んだ。1勝1敗の保木/小林は、勝って準決勝の切符をつかみ取りたいところだったが、第1ゲームを12-21で奪われると、第2ゲームは17-18の競り合いから最後に3連続失点で振り切られ敗戦。1勝2敗とした保木/小林は、準決勝に勝ち進めず予選リーグ敗退となった。

12月15日の結果、16日準決勝の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼グループA

石宇奇(中国/2勝1敗)②〔18−21、23−21、21−13〕1●奈良岡功大(日本/3敗)98分

ビクター・アクセルセン(デンマーク/2勝1敗)②〔16−21、21−7、21−13〕1●アンソニー・S・ギンティン(インドネシア:2勝1敗)66分

▼グループB

アンダース・アントンセン(デンマーク/2勝1敗)②〔21−16、21−11〕0●クンラビット・ビティサラン(タイ/3敗)

李詩灃(中国/2勝1敗)②〔21−13、21−18〕0●ジョナタン・クリスティ(インドネシア/2勝1敗)53分

▼準決勝(12月16日)

石宇奇(中国) − ジョナタン・クリスティ(インドネシア)

ビクター・アクセルセン(デンマーク) − アンダース・アントンセン(デンマーク)

【女子シングルス】

▼グループA

アン・セヨン(韓国/2勝1敗)②〔21−17、21−15〕0●戴資穎(台湾/2勝1敗)49分

グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア/1勝2敗)②〔21−14、20−22、21−17〕1●金ガウン(韓国/1勝2敗)63分

▼グループB

キャロリーナ・マリーン(スペイン/3勝)②〔25−23、24−22〕0●陳雨菲(中国/2勝1敗)70分

韓悦(中国/1勝2敗)②〔22−20、21−16〕0●ベイウェン・ツァン(アメリカ/3敗)40分

▼準決勝(12月16日)

アン・セヨン(韓国) − 戴資穎(台湾)

キャロリーナ・マリーン(スペイン) − 陳雨菲(中国)

【男子ダブルス】

▼グループA

劉雨辰/欧烜屹(中国/3勝)②〔21−12、21−17〕0●保木卓朗/小林優吾(日本/1勝2敗)

王昶/梁偉鏗(中国/2勝1敗)②〔18−21、21−14、21−12〕1●アーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア/3敗)61分

▼グループB

徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国/2勝1敗)②〔22−20、17−21、21−12〕1●アルディアント/アルフィアン(インドネシア/2勝1敗)

アストルップ/ラスムセン(デンマーク/2勝1敗)②〔21−17、21−6〕0●マウラナ/フィクリ(インドネシア/3敗)31分

▼準決勝(12月16日)

劉雨辰/欧烜屹(中国) − 徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)

王昶/梁偉鏗(中国) − アルディアント/アルフィアン(インドネシア)

【女子ダブルス】

▼グループA

譚寧/劉聖書(中国/1勝1敗)②〔21−13、21−8〕0●ラハユ/ラマダンティ(インドネシア/1敗)51分

陳清晨/賈一凡(中国/2勝)○キケン●松本麻佑/永原和可那(日本)

▼グループB

李紹希/ペク・ハナ(韓国/3勝)②〔21−18、9−21、21−16〕1●志田千陽/松山奈未(日本/2勝1敗)

金昭英/孔熙容(韓国/1勝2敗)②〔21−15、21−19〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ/2敗)

▼準決勝(12月16日)

志田千陽/松山奈未 – 李紹希/ペク・ハナ(韓国)

陳清晨/賈一凡(中国) − 譚寧/劉聖書(中国)

【混合ダブルス】

▼グループA

馮彦哲/黄東萍(中国/3勝)②〔21−16、19−21、21−17〕1●渡辺勇大/東野有紗(日本/1勝2敗)72分

デチャポル/サプシリー(タイ/1勝2敗)②〔18−21、21−18、21−14〕1●チェンTJ/トーEW(マレーシア/1勝2敗)70分

▼グループB

鄭思維/黄雅瓊(中国/3勝)②〔21−15、25−23〕0●徐承宰/蔡侑玎(韓国/2勝1敗)46分

鄧俊文/謝影雪(香港/1勝2敗)②〔25−23、14−21、21−18〕1●金ワンホ/鄭ナウン(韓国/3敗)76分

▼準決勝(12月16日)

鄭思維/黄雅瓊(中国) − 徐承宰/蔡侑玎(韓国)

馮彦哲/黄東萍(中国) − 渡辺勇大/東野有紗(日本)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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