12月15日にBWFワールドツアーファイナルズ(中国・杭州)3日目が開催された。限られた世界のトップランカーのみが出場できる大会に、日本選手も出場。年間ツアー王者の称号をかけて、海外のライバルたちと熱戦を繰り広げている。ここでは、試合を終えた選手たちのコメントを紹介する。
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男子ダブルス
保木卓朗(右)/小林優吾
予選リーグ・グループA:劉雨辰/欧烜屹(中国)に0-2で敗戦。1勝2敗でグループリーグ敗退
――試合を振り返って
小林 相手はいつもより大事にプレーしてきた中で、自分たちが慌てて攻めにいったミスが多かったです。相手はミスをしないようにしているのに、こっちがミスしてしまったので、点数がこれだけ離れてしまったと思います。
――簡単なミスをしないことを心がけていたと思うが、この結果になった原因は?
保木 自分たちの気持ちの持ちようというか、そこらへんがまだまだ全然足りない。自分たち次第だと思います。
――1ゲーム目はミスも多かった
保木 自分たちが思ってるような展開にならなかったです。相手選手が前に詰めてくる時のスピードであって、1ゲーム目は対応しきれなかった。ああいう場面をしっかり想定してやらないといけなかったです。
――隣のコートは同組の2ペアが同時進行でやっていた。勝てば(決勝トーナメントに)上がれる可能性があったが
小林 やっぱり、そういうこともちらついてしまっていました。昨日も話しましたが、1球の重みを忘れてるのかなと思います。いい時のいいショットのイメージだけで今はやっている。それだけではなく、いい時のつなぎであったり、ミスの少なさというのを、もう一回しっかり思い出したいなと思います。
―ダメージが残るような結果になった
保木 本当に不甲斐ない試合。ただそれだけです。ここ最近の試合の中で、自分としては最悪な試合だったと思います。これをしっかり反省するかどうかで今後、来年からのスタートも変わってくる。もう一度冷静になって、自分たちの現状をしっかり確認しないといけない。引き締め直してやることが必要だと思います。
――パリ五輪レースは続いている。今後に向けて
小林 この1年間戦って、いい時も悪い時もきつい時もあった。その中で、大きなケガをせずにここまで頑張れたのはよかったと思います。でも、最後に悔しい思いをしたので、これをバネにして、来年は最初から大事な大会が続くので、そこでしっかり自分たちのプレーを取り戻して、優勝をめざしたいと思います。
構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO