12月14日にBWFワールドツアーファイナルズ（中国・杭州）2日目が開催された。限られた世界のトップランカーのみが出場できる大会に、日本選手も出場。年間ツアー王者の称号をかけて、海外のライバルたちと熱戦を繰り広げている。ここでは、試合を終えた選手たちのコメントを紹介する。
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女子ダブルス
志田千陽（前）／松山奈未
予選リーグ・グループB：金昭英／孔熙容（韓国）に2-0で勝利
――過去の対戦では1勝4敗の相手。どんな対策で臨んだか
志田 前に1回勝った時は、自分たちの攻撃主体でできていました。スマッシュなどの強い球や、短い球が決まっていたと思います。それに（自分たちの）ディフェンスが安定している時は、あのペアにはいい勝負ができている印象です。でも、ダメな時はほんとにディフェンスが合わせられず、相手の速いテンポに付き合って最後はパワーで押し負けてしまう。ディフェンスに入った時、冷静に相手のポジションをしっかり見て出すことや、松山の得意な短い球を入れながら、自分が後ろから圧をかけて、最後は松山に決めてもらう形をつくれるように頑張りました。
松山 相手が本調子ではないのは、昨日の試合を見て思いました。今日の試合は自分たち次第。勝てれば自信にもなるし、リーグも上がれるという状況だったので、自分たちで勝ち取れたらよかったと思います。
――最後まで自分たちのペースでできていた
志田 しっかりラリーすることや、簡単なミスをしない意識で、いつも通りのシンプルなプレーはできたと思います。でも、思い切って前衛でさわりにいったり、ディフェンスからスピードを上げることなど、そういう思い切ったプレーはいつもより少なかった。それが自分の中ではモヤモヤしている部分ではあるんですけど、松山がそのぶんやってくれました。
――2連勝で準決勝が決まった
松山 少しホッとはしてますけど、もう1回試合がある。明日も絶対勝ちたいので、頑張ります。
志田 今日の試合が勝負所だったはわかっていたので、それで硬くなった部分は反省点です。明日は、やっぱり1位通過でいけるようにしたい。1位と2位通過では違うと思うので。全勝で勝ち上がりたいのでもう1回頑張りたいと思います。
構成／バドミントン・マガジン編集部
写真／BADMINTONPHOTO