12月9日、国内トップチームが争うバドミントンS/Jリーグ2023の高岡大会が行なわれた。ここでは午前に行なわれた女子のダイジェストをお伝えする。
【女子ダイジェスト】
Sブロックで2連勝中の再春館製薬所は、いまだ勝利のないPLENTY GLOBAL LINXを3-0で破った。第1ダブルスは日本B代表で国際大会でも手応えをつかんでいる加藤佑奈/廣上瑠依(上写真・左)が、2-0で勝利。続くシングルスでは、開幕2連戦でもシングルスを担った明地陽菜がストレートで勝利し、ブロック3連勝を決めた。
再春館製薬所は明日12月10日、小田原大会で2022年リーグで敗れた丸杉と対戦する。
Jブロック2連勝中と好調のACT SAIKYOと、開幕から2連敗中の山陰合同銀行との対戦は第2ダブルスまでもつれる接戦となった。第1ダブルスは、ACT SAIKYOがレゾナックから移籍した佐藤灯と内定選手の田口真彩(柳井商工高)が組んで先勝。続くシングルスでは、山陰合同銀行の三輪音巴(上写真)が、ヨネックス戦、北都銀行戦でシングルスの勝利をつかんだ勢いを発揮。日本B代表の水津愛美をストレートで破る快勝で、勝負をタイに持ち込んだ。
その勢いで山陰合同銀行の第2ダブルス、髙崎夏実(上写真・左)と内定選手の小方里羽(龍谷大)が積極的なプレーを見せる。ゲーム中盤までリードを奪った第1ゲームは、逆転でACT SAIKYOの水津優衣/齋藤夏がものにしたが、第2ゲームは髙崎/小方。ファイナルゲームも接戦となったが、最後まで攻めを貫き、18オールから3連続得点。混合ダブルス日本A代表の齋藤、女子ダブルスB代表の水津のペアを破る金星で、チームの今季初勝利を決めた。
山陰合同銀行の田部実智代監督は、「シングルスの三輪がよくつないでくれた。ダブルスは髙崎と田部のペアを分けて、どちらでも勝負できるように。第2ダブルスは二人とも後衛をやっているペアなので、とにかく攻撃していこうと。最後までよく攻め切ってくれた」と話し、「この大きな1勝を今後につなげていく」と次戦以降を見据えていた。
▼女子Sブロック(12月9日)
再春館製薬所(3勝)3−0 PLENTY GLOBAL LINX(3敗)
加藤佑奈/廣上瑠依②〔21−15、21−12〕0●石澤未夢/町田華梨
明地陽菜②〔21−8、21−11〕0●南部琉叶伽
金廣美希/木山琉聖②〔21-9、21-12〕0●小野涼奈/須賀紗樹
▼女子Jブロック(12月9日)
山陰合同銀行(1勝2敗)2−1 ACT SAIKYO(2勝1敗)
田部真唯/伊藤朱里●0〔14-21、19-21〕②佐藤灯/田口真彩
三輪音巴②〔21-19、21-16〕0●水津愛美
髙崎夏実/小方里羽②〔16-21、21-16、21-18〕1●水津優衣/齋藤夏
S/Jリーグ2023
ダイジェスト&結果
岐阜大会(12月3日)
秋田大会(11月5日)
秋田大会(11月4日)
刈谷大会(11月5日)
刈谷大会(11月4日)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/川口洋邦