11月28日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。先週、行なわれた中国マスターズ(深圳/Super750)の結果が反映され、上位進出を果たした日本勢などが順位を上げている。ここでは、男女シングルスの変動を紹介する。
【男子シングルス】
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ビクター・アクセルセン(デンマーク/上写真)が、10万5655ポイントで1位を独走。熊本マスターズ優勝後の中国マスターズは欠場したものの、順位に大きな影響は出なかった。そのアクセルセンに大きく差をつけられた2位は、8万6031ポイントのアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)だ。
中国マスターズ優勝で1万1000ポイントを手にした奈良岡功大が、2ランクアップの3位に再浮上。2位のギンティンとの差は、わずか716ポイント。2位の背中がハッキリと見えている。
日本勢は、中国マスターズ準優勝の西本拳太が、9350ポイントをつかみ、1ランクアップの12位、同ベスト4の常山幹太が2ランクアップの13位と、2番手争いの二人が並ぶ形に。その差は2486ポイントだ。4番手はB代表の渡邉航貴(23位)。熊本マスターズでベスト4に入った大林拓真は、32位で日本勢5番手をキープ。同ベスト8の桃田賢斗は37位につけている。
【女子シングルス】
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熊本マスターズから戦線復帰を果たしたアン・セヨン(韓国)が、11万3314ポイントで1位をキープ。中国マスターズは2回戦敗退に終わったが、順位に影響はなかった。
熊本と中国の2大会を欠場した山口茜と中国の陳雨菲(チェン・ユーフェイ/上写真)の順位が入れ替わり、中国マスターズ優勝の陳雨菲が2位、山口が3位となった。二人とも10万ポイントを超え、わずか929ポイント差というハイレベルな争いがくり広げられている。4位の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)は9万ポイント台、5位のキャロリーナ・マリーン(スペイン)が8万ポイント台で追っている。
日本勢2番手の大堀彩は、1ランクダウンの17位。3番手以降は、仁平菜月(32位)、川上紗恵奈(34位)、奥原希望(36位)と30位台に3人が並ぶ。高校2年生の宮崎友花は、先週の39位から6ランクダウンながら45位につけている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO