【WTファイナルズ2023】奈良岡功大がツアーランキング1位に輝く!渡辺&東野、志田&松山も出場権を獲得!

11月28日、BWF(世界バドミントン連盟)が主催するワールドツアーのランキングが更新された。これにより、12月13日から17日に開催されるワールドツアーファイナルズ(中国・杭州)の出場資格者が決定した。

WTファイナルズ2022の結果はこちら

WTファイナルズ2021の結果は こちら

WTファイナルズ2020の結果はこちら

WTファイナルズ2019の結果はこちら

WTファイナルズは、ワールドツアーの対象大会で獲得したポイントによるランキング上位8名・8ペアに出場資格が与えられる、ツアー年間王者決定戦。賞金総額は250万ドルに増額され、バドミントンの大会では最も高い賞金総額となるビッグイベントだ。日本代表は、過去に多くの選手・ペアがツアーファイナルズで優勝を果たしており、昨年は女子シングルスの山口茜(上写真・右)が難敵を退け初優勝を飾っている。

1年間を通して好成績を残し続けた選手が選ばれるツアーファイナルズ。今年は男子シングルスの奈良岡功大が、ランキング1位で出場権を獲得。女子シングルスは山口茜が3位に入ったほか、女子ダブルスでは松本麻佑/永原和可那と志田千陽/松山奈未の2ペアが上位を確保した。男子ダブルスは、2021年にツアーファイナルズ王者となった保木卓朗/小林優吾、混合ダブルスは渡辺勇大/東野有紗がそれぞれ上位をキープして出場権をつかんでいる。

WTファイナルズは、各種目一つの国・地域から最大2名・2ペアまでと上限が決まっているため、それ以上が8位以内に入った場合は、ランキング上位者が優先的に出場資格を手にする。また、ケガなどを理由に出場を辞退した場合は、ランキング順に繰り上がりで出場。大会出場者は、後日発表される予定だ。

各種目のツアーランキング上位者は以下の通り(★はランキングによる出場権獲得者。☆は世界選手権優勝によるワイルドカード保持者)。

■男子シングルス

1位 奈良岡功大(日本★)

2位 ジョナタン・クリスティ(インドネシア★)

3位 石宇奇(中国★)

4位 李詩灃(中国★)

5位 ビクター・アクセルセン(デンマーク★)

6位 アンソニー・S・ギンティン(インドネシア★)

7位 アンダース・アントンセン(デンマーク★)

8位 西本拳太(日本※)

9位 クンラビット・ビティサラン(タイ☆)

※9位のクンラビットは、今年の世界選手権優勝によりワイルドカードで選出。そのため、8位の西本拳太は出場権を獲得できず

前週の中国マスターズで優勝を果たした奈良岡功大。高ポイントをつかんだことにより、ランキングは6位から一気に1位に浮上。同種目では2019年の桃田賢斗以来となる1位での出場権獲得となった

■女子シングルス

1位 アン・セヨン(韓国★☆)

2位 陳雨菲(中国★)

3位 山口茜(日本★)

4位 戴資穎(台湾★)

5位 キャロリーナ・マリーン(スペイン★)

6位 韓悦(中国★)

7位 何冰嬌(中国※)

8位 グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア★)

9位 王祉怡(中国※)

10位 ベイウェン・ツァン(アメリカ★)

※1カ国・地域の出場枠が最大で2つのため出場資格は与えられず

今季はマレーシアOPや香港OP、カナダOPなどを優勝した山口茜が3位で出場資格を手にした。しかし、9月のアジア大会で負ったケガの回復状況によっては、出場を辞退する可能性も考えられる

■男子ダブルス

1位 王昶/梁偉鏗(中国★)

2位 M・R・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア★)

3位 徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国★☆)

4位 アーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア★)

5位 保木卓朗/小林優吾(日本★)

6位 キム・アストルップ/A・S・ラスムセン(デンマーク★)

7位 劉雨辰/欧烜屹(中国★)

8位 バガス・マウラナ/M・S・フィクリ(インドネシア★)

保木(右)/小林はシンガポールOP優勝のほか、ジャパンOPやオーストラリアOPなどでも準優勝の好成績を収めている

■女子ダブルス

1位 陳清晨/賈一凡(中国★☆)

2位 李紹希/ペク・ハナ(韓国★)

3位 松本麻佑/永原和可那(日本★)

4位 志田千陽/松山奈未(日本★)

5位 譚寧/劉聖書(中国★)

6位 福島由紀/廣田彩花(日本※)

7位 鄭雨/張殊賢(中国※)

8位 金昭英/孔熙容(韓国★)

9位 ラハユ/ラマダンティ(インドネシア★)

10位 櫻本絢子/宮浦玲奈(日本※)

11位 ジョンコパン/ラウィンダ(タイ★)

※1カ国・地域の出場枠が最大で2つのため出場資格は与えられず

松本(右)/永原は今季優勝こそなかったが、カナダOP準優勝や4大会連続ベスト4など、コンスタントに上位を確保した
インドOP、カナダOP、そして中国マスターズと今季3つのタイトルをつかんだ志田(右)/松山。福島/廣田との上位争いを制して、出場権を獲得した

■混合ダブルス

1位 馮彦哲/黄東萍(中国★)

2位 鄭思維/黄雅瓊(中国★)

3位 徐承宰/蔡侑玎(韓国★☆)

4位 渡辺勇大/東野有紗(日本★)

5位 デチャポル・プアバランクロー/サプシリー・タエラッタナチャイ(タイ★)

6位 蒋振邦/魏雅欣(中国※)

7位 金ワンホ/鄭ナウン(韓国★)

8位 鄧俊文/謝影雪(香港★)

9位 チェン・タンジェ/トー・イーウェイ(マレーシア★)

※1カ国・地域の出場枠が最大で2つのため出場資格は与えられず

渡辺(手前)/東野は今季ジャパンOPとインドOPで優勝。3大会でも準優勝の成績を残すなど、安定したパフォーマンスで4位に入った

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2023/11/28

人気記事ランキング

閉じる